中国の食料品配送アプリ「Nice Tuan(十薈団)」は、サプライチェーンと生鮮食品の提供を強化するために、Alibaba Group と DST Global がリードした7億5,000万米ドルの調達ラウンドを実施した。その他の参加投資家には、D.E. Shaw & Co.、Anatole Investment、Jeneration Capital、Dragoneer などがいる。(億邦動力)
The Information の報道によると、中国のソーシャルeコマースプラットフォーム「Little Red Book(小紅書)」は、アメリカでの上場を視野に入れているとの報道がある中、財務管理を監督するためにシティグループの元幹部を採用した。(動点科技)
上海に拠点を置く2つのベンチャーキャピタルは、モバイルバッテリーレンタル会社 Energy Monster(怪獸充電)の CEO Mars Cai(蔡光淵 )氏が、彼らにあわせて3%の株式を与えるという契約を反故にしたと非難した。タイミングが悪いことに、Energy Monster は最近、アメリカ上場のための目論見書を提出したばかりだ。(ロイター)
物流ビジネスが活況
Alibaba(阿里巴巴)傘下の Cainiao Smart Logistics Network(菜鳥網絡)は3月29日、香港航空の子会社である Hong Kong Air Cargo(香港貨運航空)と提携し、東南アジアへの貨物便を開始すると発表した。提携の第一段階として、Hong Kong Air Cargo は Alibaba の物流部門に代わって、マニラ、クアラルンプール、バンコクの各ハブ空港への便を運航する。(鳳凰)
北京に拠点を置く中国の同一都市内物流サービスプロバイダ Shansong Express(閃送)は、シリーズ D2 ラウンドで Shunwei Capital(順為資本)、N5 Capital(五岳天下投資)、SIG China(海納亜洲創投)、Tiantu Capital(天図資本)、Oceanpine Capital(海松資本)、Alpha Square Group、Axiom Asia Private Capital、Qianshan Capital(千山資本)、CF Capital(城発基金)から1億2,500万人民元(約21億円)を資金調達した。Shansong Express にとって、本ラウンド後 SIG China が最大の機関投資家となった。Shansong Express のユーザ数は、2019年時点で1億人超。(騰訊新聞)
Facebook の共同創業者 Eduardo Saverin 氏が創業したグローバル VC である B Capital Group は、インドとインドネシアでの投資活動の拡大を計画している中、新たな投資カテゴリとして4億1,500万米ドルのファンドをクローズしたと発表した。「Elevate」と名付けられたこのカテゴリは、B Capital のポートフォリオの中で、業績の良いレイターステージスター…
Photo credit: B Capital Group
Facebook の共同創業者 Eduardo Saverin 氏が創業したグローバル VC である B Capital Group は、インドとインドネシアでの投資活動の拡大を計画している中、新たな投資カテゴリとして4億1,500万米ドルのファンドをクローズしたと発表した。「Elevate」と名付けられたこのカテゴリは、B Capital のポートフォリオの中で、業績の良いレイターステージスタートアップにフォローオン資金を提供する。
B Capital にとって今回のファンドは、正式にレイターグロースステージのスタートアップへの投資に特化した最初のファンドであり、アーリーステージから IPO まで、企業のライフサイクル全体をサポートできるようにするというミッションの次のステップとなる。新ファンドの設立により、同社の運用資産(AUM)は19億米ドルに達した。
また、B Capital は1日、中国で正式に事業を開始することを発表した。中国では、ジェネラルパートナーの Daisy Cai(蔡薇)氏が責任者となり、アーリーおよびグロースステージの地元テクノロジー企業に投資するチームを統括する。この新組織は香港を拠点とする。
B Capital は2015年の設立以来、アメリカとアジアにオフィスを開設し、グローバルな業界でデジタル革新を推進する60社以上のアーリーおよびグロースステージの企業に投資している。共同創業者の Raj Ganguly 氏は、発展途上にある中国の B2B テクノロジー市場における機会について言及した。
新たにジェネラルパートナーに就任した Cai 氏は、約10名の投資専門家からなるチームを率いる。彼女は、SoftBank Vision Fund でパートナーを務めた後、B Capital Group に参加した。これまでに、Goldman Sachs や Bakdu Ventures(百度風投)に所属していたことがある。
B Capital の中国チームは、中国の急速なデジタルトランスフォーメーションを促進する、データドリブンでソフトウェア定義型のビジネスへの投資を検討している。また、B Capital には、新興企業の市場参入や商業化を支援し、投資を成功させてきた実績があるため、ヘルスケアも戦略的に重視している。(Cai 氏)
B Capital Group は中国への進出と並行して、インドとインドネシアへの投資を拡大しているが、これは、アジアで最も急速に成長している2つのテクノロジーハブの成長に参加するためだ。
インドネシアでは最近、EC プラットフォーム「Ula」が2,000万米ドル調達したシリーズ A ラウンドで、また個人向け金融プラットフォーム「Payfazz」が5,300万米ドル調達したシリーズ B ラウンドでそれぞれリードインベスターを務めた。
チャットコマースと接客 DX を展開する Zeals(ジールス)は1日、Z ホールディングス傘下の Z Venture Capital、電通グループ、博報堂 DY ベンチャーズ、ジャフコグループ(東証:8595)が参加した。ラウンドステージは明らかにされていないが、シリーズ C 相当と推定される。なお、今回の調達金額には、金融機関からのデットファイナンスが含まれる。同社では今後、株式上場の向けた準…
チャットコマースと接客 DX を展開する Zeals(ジールス)は1日、Z ホールディングス傘下の Z Venture Capital、電通グループ、博報堂 DY ベンチャーズ、ジャフコグループ(東証:8595)が参加した。ラウンドステージは明らかにされていないが、シリーズ C 相当と推定される。なお、今回の調達金額には、金融機関からのデットファイナンスが含まれる。同社では今後、株式上場の向けた準備を開始するとしている。
ZEALS は2014年4月、会話型ロボットソフトウェアの開発などを主事業として創業。2017年5月、チャットットボット管理ツールとして「fanp」を正式ローンチするも、その後、チャットボットによる対話型広告に事業をピボットした。2015年1月にシードラウンド(調達額非開示)、2017年5月にシリーズ A ラウンド(8,000万円超調達)、2018年1月にシリーズ B ラウンド(4.2億円調達)、シリーズ B のエクステンションラウンド(3.5億円)を実施しており、今回ラウンドを含めると、合計調達金額は約26.5億円に上ると見られる。
これまでにも月額代金などを口座振替で引き落とす仕組みはあったが、引き落としの元データを前月までに用意する必要があるなど運用上の柔軟性に欠けた。また、対象者の口座残高が不足していて引き落としができなかった場合、リカバリで学童施設現場での現金出納による集金業務が残ってしまう。enpay では施設向けにクラウド管理画面を用意し、金額や品目に応じて LINE 経由または紙の請求書で支払請求できる機能を提供。請求書を受け取った学童の父兄は、クレジットカード、LINE Pay、コンビニで支払が可能だ。
この人もまた、大企業によるスタートアップ支援の〝顔〟の一人となった人物だ。浜宮真輔氏——2015年から IBM のスタートアップ支援部門「BlueHub」の運営を3期にわたり担当、2018年からは Amazon Web Services(AWS)に舞台を移し、スタートアップ事業開発部門に籍を置いた。コロナ禍でリアルのスタートアップイベントの数は減ったもの、事あるごとに時の上司である畑浩史氏(AWS…
この人もまた、大企業によるスタートアップ支援の〝顔〟の一人となった人物だ。浜宮真輔氏——2015年から IBM のスタートアップ支援部門「BlueHub」の運営を3期にわたり担当、2018年からは Amazon Web Services(AWS)に舞台を移し、スタートアップ事業開発部門に籍を置いた。コロナ禍でリアルのスタートアップイベントの数は減ったもの、事あるごとに時の上司である畑浩史氏(AWS Japan スタートアップ事業開発部本部長)と共に、彼の姿を目にした読者は少なくないだろう。
YJキャピタル時代から変化するのが海外投資だ。これまでにYJキャピタルはEast Ventures、Sinar Mas Digital Venturesと共同で東南アジアにフォーカスした2億5,000万米ドルのファンド「EV Growth」を2018年に設立しているが、LINE Venturesと統合することで主体的に取り組むことになった。エリアは韓国、米国、中国、東南アジアで、テーマはAI、ロボティクス、ブロックチェーンを含むディープテック領域としている。