建機レンタルDXのSORABITO、DG Daiwa Venturesらから7億円を調達——累積調達額は26億円に

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Image credit: Sorabito

中古建機売買プラットフォーム「ALLSTOCKER」や建機レンタル会社向け SaaS 事業を展開する SORABITO は12日、直近のラウンドで7億円を調達したと発表した。このラウンドのリードは DG Daiwa Ventures が務め、セゾン・ベンチャーズ、損害車買取のタウ、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス、インフラメンテナンスや建築物修繕サービスのカシワバラ・コーポレーション、デジタルトランスフォーメーションファンド(佐銀キャピタル&コンサルティング、オプティム、オプティム・バンクテクノロジーズが運営)、紀陽リース・キャピタル、GMO VenturePartners から約7億円を調達したと発表した。

GMO VenturePartners は、2016年5月に実施したラウンドに続くフォローオンでの参加。なお本ラウンド調達額には日本政策金融公庫の新型コロナ対策資本性劣後ローンや、商工組合中央金庫からデットが含まれる。今回のラウンドを受けて、SORABITO の累積調達額は約26億円に達した。同社では、調達した資金を使って、アプリケーション開発の加速やレンタルソリューション提供組織の構築、アライアンスの強化など組織体制を強化するとしている。

SORABITO は、代表取締役の青木隆幸氏が建機の買取販売を経て2014年5月に設立したスタートアップ。BRIDGE は2014年10月、名古屋で開催された「全国Startup Day in 中部」で初めて目撃している。当時のサービス「Mikata」は ALLSTOCKER へと名前を変え、2015年9月に1億円、2016年5月に5億円、2018年5月に3.6億円、2019年5月に9億円を調達した。ネット型リユース業のマーケットエンタープライズ(東証:3135)、伊藤忠建機(現在の伊藤忠 TC 建機)とは資本業務提携している。

同社の主軸となる事業は3つ。「中古建機売却 DX」を担う中古建機売買プラットフォーム ALLSTOCKER には150の国や地域からアクセスがあり、流通金額は前年比倍増。「建機レンタル営業 DX」では、建設会社向けウェブ注文アプリ作成サービス「RentalApp(レンタルアプリ)」を今年2月に開始。また、「建機レンタル業務 DX」では、予約手配・点検業務など建機レンタル実務を効率化するサービス「業務管理クラウド」を開発中としている。

via PR TIMES

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