UTEC、300億円超の5号ファンドを組成——最大1億円を投資する自由応募型事業化支援プログラムを開始

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)は17日、5号ファンドの組成を行ったと発表した。すでにファーストクローズを迎えており、最終的なファンド規模は300億円超となる見込み。5号ファンドの LP については明らかになっていないが、日経によれば、東南アジアの政府系ファンドなどの機関投資家からの出資が過半を占めるとのことだ。1社あたりのチケットサイズは、最大で25億円ほど。

2004年の創業以来、UTEC の1号から5号ファンドまでをの累計コミットメント額は約850億円に達した。同社の投資先は110社以上で、うち13社が IPO、12社が M&A 等のイグジットを果たしており、IPO した13社の時価総額を合計すると1.5兆円に達する(2020年12月現在)。さまざまなステージのスタートアップに出資できるのが特徴で、最近では、アートのブロックチェーン証明書発行サービス運営のスタートバーン、ノーコード対話 AI プラットフォーム「KUZEN」への出資は記憶に新しい。

また、UTEC はサイエンスやテクノロジー領域のスタートアップを対象として、自由応募型事業化支援プログラム「UTEC Founders Program(UFP)」を開始すると発表した。最大1億円の投資を行う「Equity Track」と、原則500万円以内の事業化支援金を提供する「Grant Track」の2つのトラックで構成される。Equity Track の募集は17日から常時受付、Grant Track の募集は第一期については6月15日から7月31日まで受付される。

via PR TIMES, PR TIMES

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