
Photographer: Bob Scott
<ピックアップ> Weight-Loss App Noom Gets $540 Million in Silver Lake-Led Round
ヘルスケアアプリ「Noom コーチ」を提供する Noom は今週、シリーズ F ラウンドで5億4,000万米ドルを調達したと発表した。このラウンドは Silver Lake がリードし、Oak HC/FT、Temasek、Novo Holdings、Sequoia Capital、RRE、Samsung Ventures などが参加した。今回の調達を受けて、Noom の累積調達額は6億5,730万米ドルに達した。Noom は昨年、シリーズ E ラウンドで5,800万米ドルを調達した時点でユニコーンクラブ入りしており、今回ラウンドで時価総額は37億米ドルに達した。
Noom は食事や運動などの日常習慣を変化させることにより、健康的な生活を送れるようにすることを狙ったプラットフォーム。その結果として減量が可能であることから、「ダイエットアプリ」として親しまれている。特にアメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンの影響などから、アメリカ人の61%が体重が増加したと回答し、実際に成人平均で約7キロ(15ポンド)体重が増加した。このことからダイエットアプリに対する需要が急増、Noom は2020年、前年比2倍の4億米ドルの収益を計上した。
Seju Jeong 氏によって設立された Noom は今回の調達を受け、今回ラウンドの投資家である Silver Lake のマネージングディレクター Adam Karol 氏と、TaskRabbit 元 CEO の Stacy Brown-Philpot 氏の2名を役員として迎え入れたことを発表した。Noom アプリはこれまでに100ヵ国で4,500万回ダウンロードされている。Bloomberg によれば、同社は今年末や来年頭に IPO を計画しており、その際の時価総額は100億米ドルに上ると見られる。
<これまでの軌跡>
- Noomがリクルートライフスタイルと業務提携、メタボ予備軍向けの独自プログラム開発に着手
- ヘルスケアアプリ「Noom」が人とテクノロジーを組み合わせた健康管理コーチングが受けられる新プログラムをリリース
- 新サービスの発表が続く話題のヘルスケア・スタートアップNoomのCEOジョン・セジュ氏にインタビュー
- Noomがリクルートライフスタイルと業務提携、メタボ予備軍向けの独自プログラム開発に着手
- NY発のヘルスケア・スタートアップNoomが1,615万ドルを調達、予防医療領域で「Noom Health」に着手
- NY発の健康支援系韓国スタートアップのNoomが、1,500万ドル以上を資金調達
- 世界累計1,200 万人が使うダイエットアプリ「Noom コーチ」が大幅リニューアル、Appleの新ヘルスケアアプリケーションと連携
- 健康支援系スタートアップのNoomが、シリーズAラウンドでスクラムベンチャーズ、リクルート等から700万ドルを調達
- 世界で1,800万DLされるフィットネスアプリ「Noom」のCEOが語る、チーム作り、コアバリュー、そして3年後
- NY発健康支援系スタートアップNoomが日本語版アプリをローンチ、10万歩でギフト券が当たるキャンペーンを展開
- NYの健康支援系韓国スタートアップNoomが、バッテリをほとんど消費しない歩数計アプリをリリース
- 韓国発NY創業スタートアップのダイエット・アプリ「Noom」、海外VCから260万ドルを資金調達
via Bloomberg
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