SmartHR、シリーズDラウンドで約125億円調達しユニコーンに【日経報道】【Canvas 5月号(後半)】

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2021年5月の調達ニュース(後半)

今月の国内スタートアップの主要な資金調達ニュースをお届けします。

SmartHR 取締役ファウンダー 宮田昇始氏

アパレル小売店がリスクフリーで仕入できる「homula」運営、1億円をシード調達——ニッセイC、HIRAC FUNDらから(5月31日)

  • homula は、シードラウンドで約1億円を調達したことを明らかにした。このラウンドには、ニッセイ・キャピタルと HIRAC FUND が参加した。なお、調達金額にはデットが含まれる。homula は、ニッセイ・キャピタルが運営するアクセラレーションプログラム「50M」の第3期に採択されており、今回の調達はその結果を受けてのものと推定される。

介護事業所向けリハビリSaaS「リハプラン」運営、サイバーダインなどから7億円を資金調達(5月24日)

  • Rehab for Japan は、直近のラウンドで7億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、CYBERDYNE(東証:7779)、CEJ キャピタル、MTG Ventures、SMBC ベンチャーキャピタル、名古屋を拠点とする繊維専門商社の豊島が運営する CVC、三菱 UFJ キャピタル、小野薬品工業(東証:4528)、KIRIN HEALTH INNOVATION(KIRIN とグローバル・ブレインが運営)、キャピタルメディカベンチャーズ。

SmartHR、シリーズDラウンドで約125億円調達しユニコーンに【日経報道】(5月23日)

  • SmartHR は、最新のシリーズ D ラウンドで約125億円(1億1,500万米ドル)を調達。これにより、時価総額は1,700億円(16億米ドル)に達し、ユニコーンクラブ入りしたという。CB Insights によると、日本には今年初めにユニコーンクラブ入りした Paidy を含め現在5社のユニコーンが存在しており、SmartHR は日本で6番目のユニコーンとなる。

建設業マッチングプラットフォーム「ツクリンク」運営、DG Daiwa Venturesらから3億円を調達(5月22日)

  • ツクリンク(旧社名ハンズシェア)は、直近のラウンドで約3億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、DG Daiwa Ventures、CAC CAPITAL、ドーガン・ベータ、西武しんきんキャピタル。

東南アジアのB2B生鮮食品EC「SECAI MARCHE」、Beyond Next Venturesと楽天ベンチャーズから1.5億円を調達(5月22日)

  • SECAI MARCHE は、1.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、Beyond Next Ventures、楽天ベンチャーズ。ラウンドステージは不明。

外国籍留学生向け就活支援プラットフォーム「JPort」運営、ポストシードラウンドで8,000万円を調達(5月20日)

  • SPeak は、ポストシードラウンドで約8,000万円を調達したと発表した。このラウンドには、既存投資家であるライフタイムベンチャーズに加え、新規投資家として、ANRI、East Ventures、LAUNCHPAD FUND(Headline Asia による運営)、河合聡一郎氏(ReBoost)、汾陽祥太氏(かわみなみ・しょうた、HENNGE 執行役員)、岩本隆氏(慶應義塾大学ビジネス・スクール特任教授)が参加した。

Fringe81、事業の軸足をアドから「Unipos」へ——38億円調達し、Sansanグループ入りも視野(5月20日)

  • Fringe81(フリンジ ハチイチ、東証:6550)が資本業務提携と資金調達を発表した。今後、Sansan(東証:4443)と日本政策投資銀行から総額38億円を調達し、社名を10月1日に Unipos 株式会社に変更する予定。6月末に開催される株主総会決議を経て決定される。東証マザーズへの上場状態は今後も維持される。

マイクロモビリティ「LUUP」運営、スパイラルキャピタルなどから7.5億円を調達(5月19日)

  • Luup は、直近のラウンドで7.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドはまだクローズしておらず、同社は今年夏頃まで調達を続ける模様。このラウンドのリードインベスターはスパイラルキャピタルが務め、ANRI、ENEOS イノベーションパートナーズ、アダストリア(東証:2685)、非公開の投資家複数が参加した。

プログラミング教育「CODEGYM」展開のLABOT、3.1億円を調達(5月19日)

  • LABOTは、第三者割当増資の実施を公表している。引受先になったのはサイバーエージェント・キャピタル、 PERSOL INNOVATION FUND、NOW、F ventures、新生企業投資、その他名称非公開の個人投資家。2021年4月に実施しているプレシリーズAラウンドで発行した J-KISS型新株予約権(合計2回実施)の株式転換を含めたもの。このラウンドで調達した資金は3億1,000万円。払込日、株価などの詳細は非公開。

​バーチャルライブプラットフォーム「VARK」運営、シリーズBラウンドで6億円を調達(5月18日)

  • VARK は、シリーズ B ラウンドで6億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、ジャフコ グループ(東証:8595)、博報堂 DY ベンチャーズ、電通グループ(東証:4324)、TBS イノベーション・パートナーズ、セガサミーホールディングス(東証:6460)など。これは VARK にとって、2020年4月に実施した2億円の資金調達に続くものだ。

ブロックチェーンでアート証明、スタートバーンが11億円調達ーーNFT導入パッケージも開始(5月17日)

  • スタートバーンは、第三者割当増資の実施を公表している。増資を引き受けたのはみやこキャピタル、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、有限会社オプス、SXキャピタル、TBSイノベーション・パートナーズ、iSGSインベストメントワークスの6社と個人として田口美和氏、中野善壽氏、山本誠一郎氏。同社は2020年8月に新株予約権付社債にて1億6000万円の資金調達を実施しており、それと合わせて調達額は11億2000万円となった。

YouTube特化アニメ制作のPlott、ANRIなどから4億円調達ーーテイコウペンギンなど270万登録(5月17日)

  • Plottは、第三者割当増資の実施を公表している。調達した資金は約4億円で、引受先としてANRI、DIMENSION、オー・エル・エム・ベンチャーズ、セガサミーホールディングス、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND、ポリゴン・ピクチュアズ・ホールディングスの5社と、個人投資家の古川健介氏、佐渡島庸平氏が参加した。

ウェアラブルで不調を予防、医療データ解析のテックドクターが1億円調達(5月17日)

  • テックドクターは、シードラウンドにおける第三者割当増資の実施を公表している。出資したのはジェネシア・ベンチャーズほかで、調達した資金は1億円。調達した資金で現在展開するデータ分析サービスの開発を進める。

国際物流デジタルプラットフォーム「Giho」運営、プレシリーズAで9,500万円を調達(5月17日)

  • Willbox は、プレシリーズ A ラウンドで9,500万円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは丸紅ベンチャーズで、ANOBAKA、SMBC ベンチャーキャピタル、三菱 UFJ キャピタル、LAUNCHPAD FUND(Headline Asia が運営)、個人投資家の守屋実氏が参加した。ANOBAKA(当時 KVP)は、Willbox のシードラウンドに続くフォローオン。

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