送金プラットフォームのWise(旧TransferWise)、ロンドン証取への直接上場を検討

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世界的なフィンテック企業である Wise(旧 TransferWise)は、株式の直接上場によるロンドン証券取引所への上場を検討していると発表した。

Wise 創業者の2人。左から:Taavet Hinrikus 氏、Kristo Käärmann 氏
Photo credit: Wise

また、同社は17日中に取引所への参加の可能性に関する文書を発表する予定であると発表した。

上場後、Wise は A 種株式と B 種株式の2種類の株式を発行するデュアルクラス株式構造を採用する。本年5月23日時点のすべての株主および権利が確定したオプションの保有者は、A 種株式の50%と、それに対応する B 種株式を1対1で受け取ることを選択できる。

上場が実現した場合、Wise は「OwnWise」と呼ばれる顧客向け株主プログラムの設立を計画しており、17日よりイギリスの対象顧客を対象に事前申請を開始している。このプログラムに参加すると、少なくとも1年間、保有する株式価値の約5%(最大100ポンド)に相当する Wise のボーナス株式を受け取ることができる。

また、対象となる顧客は、同社のコミュニティ OwnWise に参加することができる。このコミュニティでは、四半期ごとに Wise チームとのセッションが行われるほか、新機能や新製品への早期アクセスが可能となる。ただし、OwnWise は、初年度の参加顧客数を10万人に限定している。また、上場後には、一部の国で他の対象顧客にも申し込みを開始する予定だ。

上場予定に加えて、 Wise は2021年度の業績で、事業展開するすべての地域で、個人および法人の顧客を対象に「力強い成長がある」と報告している。

Wise の2021年度の業績は、個人と企業の取引を合わせた総取引量が544億ポンド(約8.4兆円)に達した。これは、越境送金417億ポンド(約6.4兆円)を取り扱った前年度に比べて30%の増加となる。

Wise の収益も、前年の3億260万ポンド(約460億円)から4億2,100万ポンド(約640億円)に増加、また調整後の EBITDA は、前年同期の6,820万ポンド(約105億円)から1億870万ポンド(約167億円)に増加した。

同社のアクティブユーザ数は、昨年の470万人に対し、現在は600万人となっている。また、2022年度の初めには、個人向けおよびビジネス向けの数量および収益において、同社のサービスに対する「強い需要」が見られた。

今後の見通しとして、 Wise は、中期的には売上高が年平均20%以上の複合成長率で伸び、調整後の EBITDA マージンも20%以上を維持すると予想している。一方、2022年度については、パーセンテージベースで20%台前半から半ばの収益成長を見込んでいる。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】