ユーザフィードバックを一元管理、求められるプロダクトづくりを支援するSaaS「Flyle」が正式ローンチ——UBVらから8,100万円を調達

SHARE:
前列左から:COO 相羽輝氏、CEO 財部優一氏、CTO 荒井利晃氏。
後列左から:UB Ventures マネージングパートナー 岩澤脩氏、Flyle の皆さん3人、UB Ventures プリンシパル 大鹿琢也氏。
Image credit: Flyle

プロダクトマネジメントクラウド「Flyle(フライル)」を開発・運営するフライルは1日、シードラウンドで8,100万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、UB Ventures と、竹内真氏(ビジョナル取締役  CTO)、南壮一郎氏(ビジョナル 代表取締役社長)、砂川大氏(スマートラウンド代表取締役 CEO)、冨田和成氏(ZUU 代表取締役)、山代真啓氏(Growth Camp 共同代表)、佐久間衡氏(ユーザベース代表取締役 Co-CEO)、坂本大典氏(ニューズピックス 代表取締役 CEO)と匿名個人投資家1名。

フライルは2020年、ZUU の執行役員だった財部優一氏(フライル CEO)、ビズリーチ(ビジョナル)出身の荒井利晃氏(フライル CTO)、ユーザベース出身の相羽輝氏(フライル COO) らにより設立。創業メンバーの3人は、それぞれ出身スタートアップで新規事業の立ち上げやプロダクトオーナーを経験しており、プロダクト作りに関わる人々を支援したい、との思いから Flyle の開発に至ったという。キーワードは、「なぜそのプロダクトを作るのか、何を作るのか」という点。

Image credit: Flyle

財部氏によれば、ニーズのあるプロダクトを作るのは難しく、苦労している企業が非常に多いのだという。情報源が増える一方で重要な情報が見えづらくなっている昨今、本当にニーズのあるプロダクトを作るのは難しいし、その判断を社内の特定の人に頼る発想では人材不足から無理が生じやすい。作るプロダクトが決まってから開発工程を管理する SaaS は既に数多く存在するが、その手前のフェーズまたは上流工程の「Why, What」の部分を支援する SaaS がこれまでは無かった。

プロダクト開発においては、ユーザからの声が大きな手がかりになる。既にプロダクトが存在する場合の継続的な機能改善、プロダクト開発に着手する前のユーザインタビューもそうだ。これらフィードバックを整理し、優先順位をつけたり、取るべきアクションを決めたりするのにはそれなりの時間がかかるが、Flyle を使うことで、フィードバックの集約工数を従来の10分の1にまで削減できた、というデベロッパもいるという。自然言語処理(NLP)などで、フィードバックの自動分類なども可能になるとさらに便利だ。

Image credit: Flyle

コロナ禍においては、プロダクトの開発チームも分散して仕事していたり、リモートワークしていたりと、物理的に同じ環境にいないことも増えていて、課題やアクションの整理が難しくなっている。そのような環境変化、また、Flyle が提供できる機能の、前と後ろのフェーズを提供可能な他の SaaS が増えてきたことも追い風となり、Flyle の開発を決めた。Flyle の開発にはもちろん Flyle が使われていて、その他、ヘビーユーザでは開発定例会議や意思決定プロセスに深く導入されているケースもあるそうだ。