米フードデリバリ大手DoorDash、日本でサービスを開始——まずは仙台から

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アメリカのフードデリバリプラットフォーム大手 DoorDash は、日本での正式なサービス開始を発表した。これは、アジアでの初の市場拡大であり、オーストラリア、カナダに続く3番目の海外進出となる。

Image credit: DoorDash

まずは仙台でサービスを開始し、ユーザは地元のレストランに加え、KFC やピザハットなどの国際的なチェーン店からも注文できるようになる。また、DoorDash は、仙台市内の加盟店に対し、テイクアウトやデリバリの注文をレストランに直接行うことができるオンライン注文システム「Storefront」を提供している。

日本でのサービス開始に伴い、Storefront の手数料は年末まで無料となり、加盟店の負担は決済手数料のみとなる。DoorDash は、このサービスを加盟店のウェブサイトと統合することで、既存の顧客層へのアプローチを強化することができると述べている。

当社の戦略は常に、地域経済の活性化、特に歴史的にサービスが行き届いておらず、加盟店と顧客のつながりを求める声が高い郊外の市場の活性化にある。(DoorDash CEO 兼共同創業者 Tony Xu 氏)

Statista のデータによると、日本のオンラインフードデリバリ市場は、今年の売上高が34億米ドルに達し、2022年には7.1%の成長が見込まれている。日本では、DoorDash は、仙台をはじめ、東京、札幌、広島などですでに展開している海外企業の Wolt と対決することになる。

2013年に設立された DoorDash は、ローカルコマースのためのラストワンマイルの物流インフラを提供している。同社によると、現在、同社が運営するすべての市場の4,000以上の都市で展開しているという。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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