阿里巴巴と美団の競争激化、飲料チェーン「奈雪の茶」が香港で上場など——中国オンライン小売業界週間振り返り(7月1日〜7月7日)

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Image credit: Nayuki(奈雪の茶)

Alibaba(阿里巴巴)は Meituan(美団)に対抗するためにローカルサービスを強化。問題を抱える小売企業 Suning(蘇寧)は、 Alibaba と地方政府から13.6億米ドルの救済措置を受けた。中国の規制当局は、誤解を招くような価格設定を行った場合の罰則を強化する。奈雪の茶が香港で株式を公開した。物流企業の Yunquna(運去哪)が海外ネットワーク拡大のために資金調達した。

Alibaba(阿里巴巴)と Meituan(美団)の競争が激化

e コマース大手の Alibaba(阿里巴巴)は、事業を再構築し、新たにライフサービス部門を設立した。この新部門には、地図プラットフォームの AutoNavi(高徳)、オンライン旅行代理店の Fliggy(飛猪)、フードデリバリアプリの Ele.me(餓了麼)、ローカルサービスコネクタの Koubei(口碑)が含まれる。この動きは、 Alibaba が中国のローカルサービス大手 Meituan(美団)に対抗するのに役立つ。南華早報

経営難の Suning(蘇寧)、各社から資金調達し創業者は持分過半数を失う

経営難に陥っている小売大手 Suning(蘇寧)は、 Alibaba(阿里巴巴)、競合の Midea(美的)と Haier(海尔)、江蘇省政府を含む投資グループから88億人民元(約1,500億円)の救命措置を受けることになった。同連合は16.96%の株式を取得し、Suning 創業者である Zhang Jindong(張晋東)氏は会社の過半数の支配権を失うことになる。ブルームバーグ

価格操作の制限を強化

中国の市場規制当局のトップは、e コマースプラットフォームがプラットフォーム上で価格操作を行うことをさらに制限した。7月2日の指示で、国家市場規制総局は、価格ダンピング、値上げ、政府の価格規制を無視した場合の罰則を強化すると明記した。中国政府声明

「奈雪の茶」が IPO

茶をベースにしたモダンなドリンクを提供するチェーン店「奈雪の茶」が6月30日、香港での IPO で48.4億香港ドル(約690億円)を調達した。現在ではコーヒーベースのドリンクも販売しているこの茶専門店は、フルーティーな飲料チェーンの HeyTea(喜茶)やコーヒーチェーンの Luckin Coffee(瑞幸咖啡)といったライバルと競合している。同社の株式は、最初の取引日の午前中に10%以上下落した。第一財経

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Yunquna(運去哪)、海外ネットワークを拡大

中国の物流企業 Yunquna(運去哪)は6月29日、シリーズ D ラウンドで1億5,000万米ドルを調達したと発表した。CITIC Capital(中信資本)がリードインベスターを務め、China Renaissance(華興資本)がファイナンシャルアドバイザーを務めた。同社は、この資金を海外の仕向地ポートの拡大と、出荷・配送スピードの向上に充てるとしている。財新

Luckin Coffee(瑞幸咖啡)、不正の詳細を公開

中国のコーヒーチェーン店「Luckin Coffee(瑞幸咖啡)」は6月30日、2020年に不正を認めてから初めて提出する2019年の修正財務諸表を発表した。同社は2019年に4億5,400万米ドルの損失を計上し、売上高を21億2,000万人民元(約362億円)近くも膨らませていた。動点科技

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【via TechNode】 @technodechina

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