オーダーメイドインソール「HOCOH(ホコウ)」開発、ANRIとアシックスのCVCから資金調達

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「HOCOH」
Image credit: Japan Healthcare

オーダーメイドインソール「HOCOH(ホコウ)」を開発するジャパンヘルスケアは、ANRI とアシックス・ベンチャーズから資金調達したと発表した。調達金額は非開示。同社にとっては、2019年9月に実施した DMM と個人投資家からの調達(約1,100万円)、2019年12月に実施したグローカリンクと高頭博志氏からの調達(約1,400万円)に続くものだ。

ジャパンヘルスケアは、足病医であり足病治療で名高い東京・世田谷の下北沢病院に勤務する岡部大地氏により2017年6月に創業。履くだけで足から全身のバランスを安定させ、身体全体への負担を軽減していくことができる HOCOH を2020年4月にローンチした。3D プリンタと AI で、筋骨格ケアを意識したカスタムインソールの安価製作を可能にした。

2019年9月に実施したクラウドファンディングでは、目標額の300万円を上回る金額を調達。昨年実施された竹中工務店のアクセラレータでは優秀賞、今年2月に実施された「ASICS Accelerator Program」のデモデイでは最優秀賞を獲得した。ジャパンヘルスケアでは、調達した資金を使って HOCOH の更なる改良と効果実証を進め、社会実装を加速させる。

インソールを事業中核に据えるスタートアップは、ユーザの足の形に沿ってカスタマイズできるカナダの Plantiga、ウエアラブルデバイスとしてデータ収集できるフランスの DigitsoleFeetMe など世界的に見て多数存在する。国内では「TENTIAL INSOLE」を発表している TENTIAL や東大の社会連携講座から生まれた「Soleil Sole」などがある。

via Japan Healthcare

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