Karat Financial、YouTuberなどのクリエイター特化コーポレートカードで2600万ドルを調達(1/2)

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Karat Financialは2600万ドルを調達し、クリエイター・エコノミーのために与信を拡大するコーポレートカードを提供する。サンフランシスコにある同社は、インフルエンサー(ゲーム業界で新たなキャリアを築いているライブストリーマーやYouTuberなどのクリエイター)にクレジットや金融サービスを提供したいと考えている。これらの人々は巨額の収入を得ているが、これまでとは違った仕事をしているため、実は銀行やクレジット会社から融資を受けられないことが多かった。

インフルエンサーたちは、TwitchやYouTubeを通じて大量の現金を手にすることができるのだが、スタッフへの支払いはVenmoで行うことが多いようだ。Karat Financialの共同設立者であるWill Kim氏は、本誌GamesBeatのインタビューに対して、定期的な給与の支払いでは財務履歴が残らず、信用を得られないことが多いと説明してくれた。そこでKaratが作ったのが「ブラックカード」だ。このカードはサービスへの支払いや資金を借りたりすることができると同時に、アメリカン・エキスプレス・カードのような毎月返済も可能にしてくれる。

Kim氏は「クリエイターにとって最高のコーポレートカードを作っています」と語る。このカードを利用した著名なインフルエンサーがこのカードを広めてくれていることもあり、取引件数は前月比で50%増加しているという話だ。

Karatのブラックカード。画像引用元:Karat

Karatの資金調達額の内訳は融資で1,500万ドル、ベンチャーファイナンスラウンドで1,100万ドルを獲得した。ユニオン・スクエア・ベンチャーズがリードし、GGVキャピタル、SignalFire、そしてYouTubeで300万人のフォロワーを持つGraham Stephan氏や、同じくYouTubeで800万人のフォロワーを持つCarter Sharer氏、Twitchで80万人のフォロワーを持つAlexandra Botez氏などの有名クリエイターが参加している。

宣伝活動

Kim氏は昨年6月の設立以来、同社は爆発的な成長を遂げ、世界のトップクリエイターのニーズを満たす新たな金融ソリューションを提供する業界のリーダー的存在となったと実績を誇る。

彼はInstagram LiveのプロダクトマネージャーだったEric Wei氏と共同で、クリエイターエコノミー専用の金融商品を手がけるべく同社を設立した。

「Ericと私は、数年前にボードゲームをしながらこのアイデアを考えました。EricはInstagramでクリエイター向けのビジネスツールを作っていて、私はベンチャー企業で働いていました。500万ドルの資金を調達し、インフルエンサー関連企業を含むさまざまな企業に投資していたのです。私たちは、インフルエンサーのエコノミーについて話し始めました。そして、クリエイターがモノやサービスを売るのではなくメディアの注目度を売るという、新たなスモールビジネスのアイデアが生まれていることに気がついたのです」(Kim氏)。

現在、この業界は最も急成長しているビジネス分野のひとつであり、その価値は1,000億ドルと推定され、320万人以上のクリエイターが年に6桁以上の収入を得ているとされている。後半につづく

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】