AirAsia傘下のTeleport、マレーシアのフードデリバリアプリ「DeliverEat」を980万米ドルで買収

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Image credit: DeliverEat

AirAsia Digital の東南アジアにおける物流事業 Teleport は、マレーシアを拠点とするオンデマンドフードデリバリプラットフォーム「DeliverEat」を980万米ドルで買収した。この取引により Teleport の時価総額は3億米ドルとなり、買収は最終的な承認を経て2021年第3四半期までに完了する予定だ。

DeliverEat 共同設立者の Leong Shir Mein 氏と Tan Suan Sear 氏夫妻は、Teleport と AirAsia Digital の経営陣に加わる。1ヶ月以上前、AirAsia は Gojek のタイ事業を買収している。今回の買収により、Teleport はマレーシアの主要都市への進出しやすくなると同時に、ASEAN における DeliverEat と AirAsia の物流事業の成長に拍車をかけることになる。

AirAsia Group CEO の Tony Fernandes 氏は次のように語った。

今年4月にペナンで AirAsia Food を立ち上げたばかりで、今回の買収は好都合なタイミングである。ファーストマイルからラストマイルの配送までエンドツーエンドの物流チェーンをカバーし、完全なデジタルエコシステムを提供するという AirAsia Digital の計画を強化するものだ。

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Teleport はマレーシア以外にも、タイ、インドネシア、フィリピン、インド、シンガポール、中国に進出している。AirAsia Group の2021年第1四半期の財務諸表によると、Teleport の収益は2020年の前期に比べて3倍になっている。また、AirAsia のスーパーアプリからの四半期収益は、前年同期比45%増の1,000万リンギット(約2.6億円)となった。

2012年に設立された DeliverEat は、これまでに100万件以上の注文を捌き、4,000以上の加盟店(レストラン、生鮮食品市場、薬局、食料品店など)からオンデマンドで食品やエクスプレス配達サービスを提供しているという。同社には、最大4,000人の登録配達員がいる。

DeliverEat は2017年、プレシリーズ A ラウンドで、Gobi Partners と Malaysia Venture Capital Management のコラボレーションファンドから45万米ドルを調達した。Teleport と Gobi Partners は2019年、現地 Eコマースおよび小包配達会社 EasyParcel に1,000万米ドルを共同投資した

アメリカに拠点を置く Supply Chain Ventures のマネージングパートナー Dave Anderson 氏は次のように述べている。

ラストマイル配送を完了する企業のニーズは、世界中で増え続けるだろう。長期的に成功するのは、急速に成長して市場シェアを獲得できる企業だ。

Tracxn によると、マレーシアには156社もの物流テックスタートアップが存在し、この分野では激しい競争が繰り広げられている。シンガポールの E コマースユニコーン Shopee のような外資大手もまた、今年6月にマレーシアで宅配業者の募集を開始したように、マレーシアでフードデリバリサービスの開設を目指している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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