自社キッチン調理で1週間分のおかずを届けてくれる「つくりおき.jp」運営、シリーズBで15億円を調達

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「つくりおき.jp」
Image credit: Antway

家庭料理配達サービス「つくりおき.jp」を運営する Antway は10日、シリーズ B ラウンドで約15億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、ニッセイ・キャピタル、DIMENSION、ジャフコ グループ(東証:8595)、グローバル・ブレイン、SMBC ベンチャーキャピタル。調達金額には金融機関からのデットファイナンスが含まれる。ニッセイ・キャピタルは2019年10月、「50M アクセラレーションプログラム」に採択された Antway に5,000万円を出資しており、今回はそれに続くフォローオン参加となる。

Antway は2018年11月、リクルートでエンジニアやプロジェクトマネージャーをしていた前島恵氏による創業。「あらゆる家庭から義務を無くす」をミッションに掲げ、手作りの料理や惣菜を届けるサービスを昨年2月にローンチした。フードデリバリサービスは数多くあるが、食感や味の観点から冷凍ではなく冷蔵方式を採用しているのが特徴の一つだ。冷蔵することにより調理方法の制約が少なくなるため、メニューの幅も広いものとなる。コンセプトとしては、「デパ地下の惣菜が自宅にそのまま届く」感覚に近いという。

管理栄養士が栄養計算した一週間分のメニューが半自動的に届くので、ユーザはメニューを選ぶ手間さえない。現在は共働きがいて子供がいる世帯、つまり、仕事に忙しいが食事の手間は避けられない都内23区のユーザを中心にサービスを提供している。現在、調理をするキッチンは池尻大橋(東京・目黒)、文京、赤坂見附(東京・港)の3拠点だが、同社は近く清澄(東京・江東)にも大型キッチン設備をオープンし、隣接する千葉県市川市や浦安市にもサービスエリアを広げる計画だ。

via PR TIMES

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