AppWorks(之初創投)、台湾・東南アジア向け3号ファンドを1.5億米ドル調達しクローズ

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Image credit: AppWorks(之初創投)

AppWorks(之初創投)は、Greater SEA(大東南アジア圏=ASEAN+台湾)向けの AI やブロックチェーンスタートアップを対象とした1億5,000万米ドルの3号ファンドの調達をクローズした。台湾を拠点とする VC ファンド兼アクセラレーターであるAppWorks は、1億5,000万米ドルのオーバースクライブを行った3番目のファンドのファイナルクローズを行ったと発表した。この新ファンドにより、AppWorks の総運用資産(AUM)は2億1,200万米ドルとなった。

3号ファンドの投資家には、Taiwan Mobile(台湾大哥大)、Axiom Asia Private Capital(啓元投資)、Fubon Life(富邦人寿)、TransGlobe Life(全球人寿)、Hongtai Group(鴻泰科技)、Wistron(緯創)、Cathay Life(国泰人寿)、Phison Electronics(群聯電子)、Taiwan’s National Development Fund(行政院国家発展基金)などが名を連ねる。今後は、大東南アジア圏で AI やブロックチェーンを扱う企業への投資に注力していく。プレスリリースによると、新ファンドは、シリーズ A〜C の企業に200万米ドル以上の投資を20件、シードステージを20件など、約40件のポートフォリオを構築中だ。

また、3号ファンドの投資活動を拡大するために、新たな投資アソシエイトとアナリストを採用する予定だ。今後10年間で、1,000社のスタートアップが活動し、総額1,000億米ドルを超えるエコシステムを構築し、5万人の雇用機会を創出することを目指す。

AppWorks 会長兼パートナーの Jamie Lin(林之晨)氏は、次のように述べている。

AppWorks は当初は地味な存在だったが、現在では地域を代表する投資家の一つとなり、他の著名なベンチャーキャピタルと協力して、新興国である東南アジアのスタートアップエコシステムの育成に取り組んでいる。AI やブロックチェーンの分野では、グローバルな舞台で主要なプレーヤーとなっている。

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現在、3号ファンドからは、同アクセラレータの卒業生の Pickone(挑場地)WeMo Scooter(威摩)Omnichat(全通路科技)XREX(阿碼科技)Blocto など、20社以上のスタートアップを支援している。また、CarousellDapper Labs/FlowTikiDcardYummy CorpAnimoca Brands など、AppWorks のメンターが率いる企業にも投資している。その中でも、Dapper Labs と Animoca Brands はユニコーンの壁を越えた。

2009年の設立以来、AppWorks のエコシステムには、414社のスタートアップと1,396人の創業者が参加し、総額43億米ドルの資金調達を行い、174億米ドルの時価総額を誇っている。AppWorksは、人材と製造能力における台湾市場の明確な優位性を活かし、創業者に AppWorks School を通じた人材への直接のパイプを提供するとともに、台湾の世界有数のハードウェア製造リソースへのアクセスを提供し、将来的に重要な分野での競争力を高める。

また、AppWorks は、独自のディールフローを確保するために、東南アジア市場でローカルシードファンド戦略を展開している。これにより、パンデミック時の渡航制限を気にすることなく、有意義なインサイトや有望なディールへのアクセスを得ることができ、同地域における AppWorks の露出が広がる。

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【via e27】 @E27co

【原文】

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