インドネシアのECユニコーンBukalapakが上場、初日に15億米ドルを調達し株価は25%上昇

SHARE:
Bukalapak 本社
Image credit: Bukalapak

インドネシアの e コマース大手 Bukalapak は6日、インドネシア証券取引所(IDX)に上場、新規株式公開(IPO)で15億米ドルを調達した。850インドネシアルピア(約6.5円)でデビューした株価は25%上昇し、上限の1,060インドネシアルピア(約8.1円)に達した。Bukalapak は、今回の IPO で得た資金を、持株会社とその子会社の経営支援に充てる考えだ。

Bloomberg のデータを元にした Straits Times の報道によると、今回の上場により Bukalapak の時価総額は109兆IDR(約8,320億円)に達し、国有企業の Jasa Marga や通信会社 Axiata と肩を並べることになる。

Bukalapak CEO の Rachmat Kaimuddin 氏は記者会見で、同社は今後も業績を維持し、さまざまなサービスを通じてインドネシアの中小企業を支援していくと述べた。また、「オール・コマース・プラットフォーム」の強化と、同プラットフォームを利用する中小企業各社——Mitra Bukalapak——との提携を含む事業戦略の実施を目指す。インドネシアの二級・三級都市への注力も強化する。

すべての人にとってフェアな経済を目指す。(Kaimuddin 氏)

Bukalapak の歩みは、2010年に C2C のオンラインマーケットプレイスとして始まった。長年にわたり、フィンテック、O2O e コマースなど、さまざまな分野に進出した。同社は2018年1月にユニコーンとなり、投資家には GIC やマイクロソフトが名を連ねている。また、国内外で株式を公開するインドネシア初のユニコーンでもある。

Kaimuddin 氏によると、 Bukalapak は主に国内拠点のステークホルダーを持つローカル企業であることを考慮し、上場先に IDX を選択したという。しかし、IDX に上場した企業は Bukalapak が初めてではない。2017年、インドネシアの技術系スタートアップ Kioson と MCash の2社が IDX に上場した。Kioson は初日330万米ドルを調達し、M Cash は2,200万米ドルを調達した

IDX コミッショナーの Pandu Sjahrir 氏は、2020年6月に e27 とのインタビューで、より多くのインドネシアのテック企業が IDX に上場することを奨励する計画について語っていた。

私たちがやっているのは、特に若い投資家を増やすことで、需要を深めることだ。これは、資本市場についての教育から始まるものだ。(Sjahrir 氏)

【via e27】 @E27co

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録