メタバースで世界戦へ
今週の話題(8月9日〜13日):オールインでも届かなかった世界戦/Thirdverse 國光×本間対談(1/3)
「ソード・オブ・ガルガンチュア」などのVRゲームを手がけるThirdverseが新たな船出を発表しました。シリーズAおよびBラウンドで20億円を調達し、gumi創業者で7月末に同社を退任した國光宏尚氏が代表取締役に就任しています。本誌でも特別対談を掲載いたしました。
Animoca Brandsが出資
- 出資したAnimoca Brandsは香港拠点のブロックチェーンゲーム企業。「The Sandbox」などのオリジナルゲームを制作するほか、Axie Infinity の生みの親であるSky Mavisや、CryptoKittie、NBA Top Shotなどの開発で知られるDapper Labsなど、複数のブロックチェーンゲーム企業に投資・提携しています。5月の資金調達ラウンドで8,880万米ドルを調達し自身もユニコーン企業となっています。
メタバースとはなにか
- メタバースとは「Snow Crash」や「Ready Player One」などの小説に登場する、すべてが相互につながっている仮想世界のことだ。Facebookは、仮想現実の中でHorizonを構築しており、人々は他の友人と一緒に仮想空間に没入し、ゲームのように自分の社会空間を作ることができる。(もう一つの世界「Facebook Horizon」:世界初のメタバース誕生へ(1/6))
オールインしても難しかった世界戦
- 國光:8年前の自分に贈る言葉があるとすると「宣言通りがっつりとオールインを繰り返しました」と。「とはいえ、まったく世界には届かなかったです」と。ただ、僕も山田進太郎(メルカリ創業者)も幸せな家庭を持てた(笑。これが「8年前の君へ」という手紙です。
今週の調達ニュース
今月の国内スタートアップの主要な資金調達ニュースをお届けします。
パーソナライズD2CサブスクのSparty、デット20億円含め41億円を資金調達——JIC-VGI、アカツキ、丸井から(8月13日)
- シリーズ Cラウンドで約21億円を調達したことを明らかにした。デットファイナンス枠として約20億円を含む。JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ(JIC-VGI)がリード投資家を務め、アカツキ(東証:3932)と丸井グループ(東証:8252)が参加した。
メタバース実現へ「Thirdverse」20億円調達、國光宏尚氏が代表取締役に就任(8月10日)
- 引受先となったのはジャフコグループ、インキュベイトファンド、KDDI Open Innovation Fund、Presence Capital、Animoca Brandsと國光宏尚氏個人。ラウンドはシリーズAおよびBラウンドで調達した資金は約20億円。
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