飲食 EC の Shopify 化【Canvas 8月号(8月23日〜27日)】

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飲食 EC の Shopify 化

今週の話題(8月23日〜27日):フードデリバリ「Chompy」、飲食店が自前モバイルアプリを容易に始められる新サービスをβローンチ

後発ながらも特徴あるフードデリバリサービスを展開していた「Chompy」が、創業2年目にして自らも「第二の創業」のピボットです。簡単に言えば、これまではフードデリバリの Amazon や楽天を目指していたが、これからはフードデリバリの Shopify を目指すということになります。

飲食ブランド向けに、フードデリバリアプリをホワイトラベル展開

  • 飲食業はリピータービジネス。新規顧客を獲得するには有用なフードデリバリアプリも、リピーター客に使ってもらうにはマーケティングコスト、手数料などが割高になってしまいます。飲食店が自ら CRM を展開できるようにします。

飲食店ビジネスを飲食店のもとに

  • アプリを作る人材、コストを社内から捻出できない壁をある意味で利用して、フードデリバリがここまで成長してきた経緯があります。モバイルアプリのノーコード自社開発、Shopify のようなインスタント EC と同様、フードデリバリも飲食店がノーコード実装できる時代がやってきそうです。

キャッシュを燃やし続ける戦いからの脱却

  • 日本でも複数のフードデリバリが国内勢、海外勢ともに参入、大資本を武器に広告や割引を中心としたマーケティングを繰り広げる消耗戦のフェーズに入っています。最終的には大手2 〜3社を残して、残りは他社との統廃合か撤退が時間の問題であり、ここからの脱却と新戦略は懸命な選択と言えます。

今月の調達ニュース

今月の国内スタートアップの主要な資金調達ニュースをお届けします。

ブロックチェーンで貿易手続をデジタル化、トレードワルツが2回目となるラウンドで9億円を調達(8月26日)

  • 同社2回目となる外部調達で、東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)、三井倉庫ホールディングス、日新、TW Link(川⻄倉庫、鈴江コーポレーション、大東港運、富士倉庫による TradeWaltz 共同推進のためのジョイントベンチャー)から9億円を調達した。

社会人教育SaaS「Schoo(スクー)」、シリーズDで7億円を調達——BIGらから(8月26日)

  • Bonds Investment Group(BIG)がリードインベスターを務めたシリーズ D ラウンドで、インキュベイトファンド、SMBC ベンチャーキャピタル、鎌倉投信、フューチャーベンチャーキャピタル(東証:8462)、山口キャピタルから約7億円を調達した。
インテリア実例写真共有の「RoomClip」、D2C家具ブランド運営のbydesignを買収

インテリア実例写真共有の「RoomClip」、D2C家具ブランド運営のbydesignを買収——シリーズE調達も(8月25日)

  • D2C 家具ブランド「かなでもの」などを運営するスタートアップ bydesign を買収。また、Bonds Investment Group がリードインベスターを務めたシリーズ E ラウンドで、いつもキャピタル、NOW、MS-Japan とハヤテインベストメントによるファンド、個人投資家の永見世央氏(ラクスル CFO)らからのエクイティファイナンスで資金調達を実施した。調達額は非開示。

建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction」、7.6億円を調達——累計利用10万件突破、AI活用の代行サービスも好調(8月25日)

  • 慶應イノベーション・イニシアティブ、GMO VenturePartners、DBJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルから7.6億円を資金調達したと発表した。DBJ キャピタルは2020年6月のラウンド、SMBC ベンチャーキャピタルは2017年7月2019年3月2020年6月のラウンドにも参加していた。

オンラインヨガ講座「SOELU」運営、DG Daiwa Venturesら10社から6.5億円を調達(8月25日)

  • DG Daiwa Ventures がリードインベスターを務めた直近のラウンドで、GMO VenturePartners、HIRAC FUND、ベンチャーユナイテッドらを含む合計10社から6.5億円を調達した。

建築業界向け建材・家具検索プラットフォーム「TECTURE」運営、Coralなどから1.2億円を調達(8月24日)

  • プレシリーズ A ラウンドで約1.2億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、Coral Capital と名前非開示の個人投資家を含む8社(者)。今回ラウンドで同社の累計調達金額は約1.9億円に達した。

フリーランス向け報酬先払いサービス提供のyup、シリーズAでデット含め4.5億円を調達——W venturesなどから(8月24日)

  • W ventures がリードインベスターを務めたシリーズ A ラウンドで、インキュベイトファンド、セブン銀行、AG キャピタル、FFG ベンチャービジネスパートナーズ、會田武史氏(RevComm 代表取締役)から約4.5億円を調達した。なお、調達額にはプライベート・デット・ファンドを運営するトパーズ・キャピタルの子会社ブルー・トパーズなど複数金融機関からのデットファイナンスを含んでいる。これは2020年7月のラウンドに続くものだ。
「CADDi」

製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」運営、シリーズBで国内外VCから80.3億円を調達(8月24日)

  • シリーズ B ラウンドで、DST Global のパートナー陣、Arena Holdings、Minerva Growth Partners、Tybourne Capital Management、ジャフコ グループ、SBI インベストメントと、既存投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズ、WiL、DCM Ventures、グローバル・ブレインから80.3億円を調達した。

女性向けウェルネスプロテイン「KOREDAKE」運営、赤坂優氏らから1.5億円を調達(8月24日)

  • 「KOREDAKE(コレダケ)」を運営するメップルは、赤坂優氏がリードインベスターを務めた直近のラウンドで、mint、セゾン・ベンチャーズ、野口卓也氏(バルクオム 代表取締役)、コロプラネクストから1.5億円を調達した。調達額には金融機関からのデットファイナンスが含まれる。

ダイナミックプライシングの空、社名をハルモニアにリブランド——東芝テックとGO FUNDから資金調達(8月24日)

  • 空(そら)はから社名変更したハルモニアには、POS 大手の東芝テック(東証:6588)と GO FUND から資金調達・提携したことも明らかにした。調達金額とラウンドステージは非開示。ハルモニアにとっては、2020年5月に実施した近鉄ベンチャーパートナーズからの調達に続くものだ。

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