インドネシア最大のBNPL(後払)スタートアップKredivo、SPACを25億米ドルで買収し米IPOへ

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「Kredivo」
Image credit: FinAccel

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インドネシアの BNPL(Buy Now, Pay Later)プラットフォーム「Kredivo」の親会社 FinAccel は、Victory Park Capital(VPC)がスポンサーを務める特別目的買収会社(SPAC)である VPC Impact Acquisition Holdings II(VPCB)を通じて、25億米ドルでの IPO を計画している。

シカゴに本社を置く世界的な投資会社である VPC は、Kredivo と長年の関係を築いており、2020年7月に1億米ドルの初期信用枠を提供し、2021年6月には2億米ドルにアップサイジングする予定としていた。これにより、VPCB の信託口座に保管されている最大2億5,600万米ドルの現金が寄与する形で、SPAC のバランスシートには4億3,000万米ドル以上の現金が計上される見込みだ。

また、機関投資家として、Marshall Wace、Corbin Capital、SV Investment、Palantir Technologies、Maso Capital、スポンサーの VPC がリードする PIPE(上場企業による私募増資を引受)で1億2,000万米ドルをコミットし、同時にFinAccel の既存投資家である NAVER と Square Peg からも5,500万米ドルのエクイティコミットメントを獲得した。

FinAccelは、Square Peg、Mirae Asset、NAVER、Jungle Ventures、GMO Internet、Telkom Indonesia などから支援を受けている。Kredivoは、現在約400万人の顧客を持ち、インドネシアのトップ10のうち8つの e コマース事業者にサービスを提供、将来、ベトナムやタイなどのにも進出する計画だ。このニュースの前、Square がオーストラリアの Afterpay を約290億米ドルで買収したのは記憶に新しい。

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via The Jakarta Post

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