Facebookが仮想ワークルーム「Horizon Workrooms」公開ーーカレンダーからワンタップで会議に参加(3/4)

SHARE:
Above: Facebook Workroom lets you design semi-realistic cartoon avatars in 3D. Image Credit: Facebook

(前回からのつづき)Oculus Quest 2でWorkroomを利用すると特にその技術が印象的であることがわかる。ハンドコントローラで参加することもできるし、手だけの操作もできる。例えば手を上げて空中で「つまんで」ボタンを押すこともできるのだ。

例えば実際の物理的な机に座り、部屋の中でそれをスキャンして他の人に自分が机に座っていることがわかるようにする「複合現実デスク」を作ることができる。他の人はバーチャルな書類を手に取り、それをバーチャルな机の上に置くことができる。また、実際の机に座ってコンピューターを使うことができるので、普段使っている仕事道具を捨ててVRの中に入る必要はない。

また、ノートPCをペアリングして部屋に持ち込めば、PC内のものを他の人と共有することができる。つまり、スライドデータやドキュメントを共有できるのだ。さらにWorkroomにはビデオ会議機能が搭載されている。空間音声機能も使えるので、音がどの方向から聞こえてくるかを検知することで、誰が話しているのかを簡単に把握することができる(バーチャルルームに16人も参加している場合に有効だ)。Bosworth氏はこの点についてこう説明していた。

「このソフトウェアのおかげでヘッドセットは最強のツールになったのです。これはチームのおかげです。私たちが抱えていた課題の際たるものは、いかにしてユーザーがヘッドセットを装着するに納得するだけの体験を作り出すか、ということでした」。

今年初めに発売された新しい「Oculus Avatars」は多くのカスタマイズオプションを提供している。結果、自分の見た目を正しく設定することができるようになっている。空間オーディオにより、低レイテンシーでの会話も可能だ。私が仮想ミーティングに参加していた際、一人が脱落して再参加しなければならなかったものの、そこでの音声の不具合はなく、人々の声を問題なく聞くことができた。ClubhouseやZoomなどではよくあるお決まりのシーンだ。

FacebookのテクニカルプログラムマネージャーであるSaf Samms氏は、プレス向けのブリーフィングで「すぐに着替えることができますし、私が遠くに移動すると、私の声が小さくなっていることがお分かりだと思います」と説明していた。

加えてタイピングのような多くのノイズをフィルタリングすることもできる。実際にタイピングの音は聞こえるのだが、他の種類のオンラインイベントのように圧迫するようなものではない。またSamms氏は、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきても、それを気にせずに済むとも話していた。

このシステムではMacおよびWindows用のOculus Remote Desktopコンパニオンアプリを使用して、VRからコンピュータ全体にワンクリックでアクセスすることができる。会議中にメモを取ったり、ファイルをVRに持ち込んだり、パソコンの画像をホワイトボードにピンで留めたり、さらには同僚と画面を共有することができる。会議が終わったら、ホワイトボードをVRからエクスポートして、コンピューター上の画像として共有できるのだ。

OutlookやGoogleカレンダーと同期することで、会議の予定を立てたり、招待状を送ったりすることも簡単にできる。前述したように、私はWorkroomsに参加してカレンダーの招待状をタップするだけで、遅れてきた会議に参加することができた。

環境を変えたり、バーチャルルームのレイアウトを必要なものに合わせて設定することもお手のものだ。私たちが座ったのは円卓で、一部がオープンになっていて、ビデオ会議やスマートフォンでチューニングしている人たちの様子がバーチャルスクリーンに映し出されていた。VRでは合計16人が一緒に参加でき、外部からのビデオ参加者を含めて最大50人までの通話が可能になっている。

次につづく:Facebookが仮想ワークルーム「Horizon Workrooms」公開ーー利用方法とプライバシーの扱い(4/4)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録