3号ファンドの設立により、Coral Capital では初回投資の最大額を5億円に拡大し、大型化するシード期の調達ラウンドに備え、シードだけでなくシリーズ A ラウンドからの出資も積極化させる。追加投資についても、コアファンドから最大20億円まで単独出資が可能になるという。
Coral Capital は2019年、コンテンツ発信のために 前 TechCrunch Japan 編集長の西村賢氏を招聘し、同氏を編集長としてオウンドメディア「Coral Capital Insights」を立ち上げた。Coral Capital はさらにコンテンツ発信を強化するため、今夏から、元 TechCrunch Japan 編集記者の増田覚氏を副編集長に迎えることが明らかされた。
Coral Capital はまた、スタートアップのリクルート支援とコミュニティ運営も強化する。パーソルキャリア出身の白田陽平氏が7月から Coral Capital に参画しており、主に投資先の CxO リクルーティングを支援する。コミュニティ運営についても新たな担当が着任するとのことだったが、記者会見では誰かは明らかにされなかった。
病院に特化した経営支援・地域連携強化 SaaS「foro CRM」を提供するメダップは31日、シリーズ A ラウンドで6億円を調達したことを明らかにした。このラウンドは DNX Ventures がリードインベスターを務め、BEENEXT の ALL STAR SAAS FUNDとモバイル・インターネットキャピタル(MIC)が参加した。 MIC は 2019年2月のシードラウンドと2020年6月の…
病院に特化した経営支援・地域連携強化 SaaS「foro CRM」を提供するメダップは31日、シリーズ A ラウンドで6億円を調達したことを明らかにした。このラウンドは DNX Ventures がリードインベスターを務め、BEENEXT の ALL STAR SAAS FUNDとモバイル・インターネットキャピタル(MIC)が参加した。
MIC は 2019年2月のシードラウンドと2020年6月のプレシリーズ A ラウンドに続くフォローオン、DNX Ventures はプレシリーズ A ラウンドにに続くフォローオン。今回新たに ALL STARS SAAS FUND から参加した理由として、メダップ代表取締役の柳内健氏は BRIDGE の取材に対し、同ファンドが SaaS 分野における体系的なノウハウを有しているため、と語った。
メダップは MIC 出身の柳内氏らにより2017年8月に創業。2019年4月から、大病院に特化した CRM SaaS「foro CRM」を提供している。foro CRM は大病院に来訪した患者が、どのクリニックや中小病院からの紹介だったかや、疾病内容や治療内容などのデータを集積・分析することによって、患者を紹介してくれた、または、今後、患者を紹介してくれそうなクリニックや中小病院に対して、どのようなアプローチを取ればいいか、洞察を与えてくれる。