世界でスポーツテックスタートアップへの投資が活況

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Image credit: Pxfuel

<ピックアップ> It’s Still Early Innings, But Investors Are Looking For Home Runs Among Sports Tech Startups

データドリブンなアプローチはスタートアップが関係する各方面で取り入れられるようになっているが、特にアスリートのパフォーマンスの向上にデータを用いるスポーツテックスタートアップへの投資が昨年から活発化している。2020年にはスポーツテック業界への投資額が14億米ドルを超え、Crunchbase によれば、今年は今月(8月)までに103回で7億8,680万米ドルが投資されたという。

過去12ヶ月間に行われた調達ラウンドには、以下のようなものがある。

  • カリフォルニア・ロングビーチのインドア・サイクリング&ランニング・プラットフォーム「Zwift」は昨年9月、シリーズ C ラウンドで4億5,000万米ドルを調達。
  • 中国のスポーツフィットネス企業 Fiture(沸徹科技)は、4月に3億米ドルのラウンドをクローズした。
  • サンフランシスコの AI 活用筋力トレーニング企業 Tonal は、昨年9月にシリーズ F ラウンドで1億1,000万米ドル、今年3月にシリーズ E ラウンドで2億5,000万米ドルを調達。
  • サンフランシスコのランナーとサイクリストのオンラインネットワーク「Strava」は昨年11月、シリーズ F ラウンドで1億1,000万米ドルを調達。
  • ボストンのパフォーマンス最適化開発企業 WHOOP は昨年10月、シリーズ E ラウンドで1億ドルを調達。
  • ベルギーのビデオアナリティクス企業 Synergy Sports(旧 Atrium Sports)は昨年12月、7,000万米ドルを調達。

<参考文献>

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パロアルトに拠点を置く Zone7 は、異なるデータセットを分析してパターンを発見し、パフォーマンス向上、燃え尽きリスクの検出、ケガ軽減のための積極的な提案を行っている。同社は Blumberg Capital を中心とした800万米ドルのシリーズ A ラウンドを完了した。

Zone7 は NFL、イングランドのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガ、イタリアのセリエ A など、さまざまなスポーツやリーグのチームと協力している。また、NBA や Golden State Warriors、Houston Rockets、Mark Cuban 氏所有の Dallas Mavericks などのチームもまた、データを業務に取り入れるための新しい方法を模索しているという。

今年1月に1,100万米ドルの投資を受けた DDSports(サービスブランド ShotTracker)は、バスケットボールの統計データをリアルタイムで取得するセンサーベースの技術を、リーグやチーム、テレビネットワーク向けに提供している。収集されたデータを整理し、ファンに向けて高度な統計情報として提供するウェブサイトが急増しているという。

新型コロナウイルスの感染拡大により、健康的なライフスタイルへの意識と欲求が高まったことで、その波はさらに加速しており、中でも栄養、フィットネス、睡眠への関心が高まっている。豊富なデータを得られるようになったことで、アスリートに限らず多くの人々がより健康になりたいと願うようになったことで、フィットネス企業のビジネス的な成功も顕著になりつつある。

via Crunchbase

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