タイの建設テックスタートアップBuilk、シリーズB+で地元建材大手らから資金調達——2022年のIPOを目指す

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2012年10月3日、BRIDGE の前身 Startup Dating が東京・西麻布で開催した「Startup Dating Salon」に登壇した Builk CEO の Patai Padungtin 氏。

バンコクに本社を置く建設テックスタートアップ Builk One Group は、SCG(Siam Cement Group)、アユタヤ銀行 CVC のKrungsri Finnovate、タイの通信大手 Benchachinda Group 傘下の BCH Ventures などから、シリーズ B エクステンションラウンドで資金調達した。調達額は非開示。

Builk One Group は5ヶ月前にも、シリーズ B ラウンドの1回目で、Kasikorn Bank の投資部門 Beacon VC と戦略的投資家3社から資金調達を行っていた。同社は、建設・不動産業界における SaaS 提供を強化するために資金を利用する予定。また、この資金は、将来の業務要件を満たす安全なクラウドインフラ上でのソリューションの拡張にも使われる。アユタヤ銀行の声明によると、Builk One Group は来年の IPO を目指しているとのことだ。

2005年に設立された Builk One Group は、建設管理ソフトウェアの構築における16年以上の経験を活かして、建設業界に新たなビジネスモデルの革新をもたらした。同社は、経営管理サービスや建設資材のオンライン取引プラットフォームなど、さまざまな SaaS を提供することで、タイや ASEAN の企業の建設プロジェクトのデジタル化を支援している。また、建設現場向けの技術を開発し、業務効率の向上とエラーの削減を実現している。

Image credit: Krungsri

Builk は今年3月、地元企業の建設資材管理プロセスを強化し、業界をデジタル時代に向けて推進するため、テクノロジーと金融サービスを強化する計画を発表した。同社は、ASEAN で4万社以上のユーザを抱え、新型コロナウイルス感染拡大にもかかわらず、成長率を維持しているという。今回の提携により、SCG と Builk は、建設業界の作業効率を向上させるプラットフォームを共同開発し、エコシステムプレーヤーがシームレスに連携できるようにすることで、建設業界の持続的な成長を促進していく。

SCG のセメント建材事業を担う SCG Distribution Company Limited のマネージングディレクター Bunn Kasemsap 氏は、次のように語っている。

我々は、デジタル技術が建設業界を飛躍的に発展させるものになると予見している。今回の協業により、建設業界のエコシステムにおけるすべてのセクターが効果的に接続し、建設のプロダクトやサービスにアクセスできるようになる。

Krungsri Finnovate のマネージングディレクター Sam Tanskul 氏は、Builk のシリーズ B+ ラウンドへの参加は、地域におけるアユタヤ銀行の拡大を促進し、将来的には銀行サービスにおける戦略的協力関係の構築をサポートするものだと述べている。 BCH Ventures は、Builk One Group が将来的に Benchachinda Group とのシナジーを発揮できると認識しており、3年以内の中期的なリターンを期待している。

Builk はシリーズ B ラウンドより前、タイの CVC ファンド Moonshot Venture Capital と SCG 傘下 AddVentures から資金を調達している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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