ブロックチェーンゲームとモバイルゲーム黎明期の共通点(5/6)

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Above: Scuti and Reality Gaming Group are enabling devs to sell NFTs in their stores.
Image Credit: Scuti/Reality Gaming Group

(前回からの続き)このブームをモバイルゲームの黎明期と重ねる人は多い。モバイルゲームのベテランであり、分散型企業であるRuby Play NetworkのチーフグロースオフィサーRob Carroll氏もこう指摘する。

「まだルールもなく開発のロードマップもありませんが人々は楽しんでいます。モバイルゲームの黎明期によく似ていますね。人々が集まってくればより多くの開発者が彼らのためにコンテンツを作ることになるでしょう。その一例ですが、メタバースの開発者であるLandVault氏は先週Decentralandでパーティを開催しました。1,000人ものプレイヤーが集まって楽しい時間を過ごしましたが、ゲームをプレイするためには暗号化されたウォレット[MetaMask]に接続する必要があったんです」。

このような暗号化ウォレット作成の手間はかつてのモバイルゲーム開発の手間を彷彿とさせます。ブロックチェーンゲームなどを手がけるAnimoca Brandsの会長、Yat Siu氏はメッセージの中で次のように振り返る。

「2011年から2012年を思い出してみてください、その間に(その期間以降も)どれだけのモバイルゲームの投資が行われたでしょうか?大きな会社は大きな資金を得て、小さな会社はたくさんのシード資金を得て、ゲームにおける『Next Big Things』になっていきました。かつて2011年以降にモバイルゲームが成長してゲーム業界を完全に変えたように、最終的にはこの真の所有権と経済ゲームの動きを生み出した巨大なブロックチェーンという技術がこの先の動きを牽引することになるでしょう」。

ゲーム業界のベテランであるShirley Lin氏は、初期のクリエイターたちはゲームを作ることよりも、暗号資産を使って一攫千金を狙うことに興味があったと語る。また、Matsumura氏もブロックチェーンゲームメーカーの第一陣は、ゲームの品質よりもブロックチェーン技術にエネルギーを注いだため、メインストリームのプレイヤーを十分に獲得できなかったと考えている。

「この一連の新たな投資群には、いくつかの理由で業界を変革するゲームが含まれていると考えています。AxieやYield Guild Gamesのおかげでプレイヤーの数は大幅に増えました。ゲームスタジオは、土地のNFTを事前に販売することで、無限に近い運転資金を得ています。資金を提供した人がすべてのリスクを負い、報酬を得られないKickstarterよりもはるかに優れたリスク・リターン比になっています。大きなポイントは、ソフトウェア開発キット(SDK)です。SDKにより低コストでブロックチェーンを追加できるようになれば、非常に高品質なゲームがNFTとブロックチェーンの恩恵を受けられるようになるでしょう」。

AnimocaのThe Sandboxの共同設立者であるSebastian Borget氏は、初期のブロックチェーン・ゲームは高いレベルで収益を上げつつ、十分な規模でプレイヤーを惹きつける能力があることを証明したと話す。

「Play-to-earnは35万人のアクティブユーザーを持つゲームが、1日あたり2,500万ドルの商品流通を生み出すことで、コンセプト以上のものになります。 あなたがVCファンドだったとしたら、(2018年に見逃していたかもしれない)確実なゲームや製品、チームに投資して市場に参入する残りの機会は確実に減っています。誰も、今後10年間の業界を前進させるような次の大きな出来事を逃したくはないでしょうね」。

今ではThe Sandboxのような会社が、The Walking Deadのようなビッグブランドを引き入れている。Mythicalは今週、BurberryとのNFT限定版の契約を開始した。

次につづく:ブロックチェーンゲームにおける懐疑派と慎重派

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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