プロジェクト管理「Trello」に新プランーーPremium会員は自動化コマンドが無制限に(2/2)

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Image Credit : Trello

自動化の強化

(前回からのつづき)Trelloは本日(訳注:原文掲載日は8月24日)新しいサブスクリプションの提供に加え、Premium会員が無制限の自動化コマンドを使用できるようになったことも公表している。一方、Free会員はボードごとに無制限のPower-Ups(ツールやプラットフォームへのコネクタ)を使用できる。

Jira、Confluence、Slack、Google、Dropboxのコネクタや、定期的なタスクを自動的に繰り返す「Card Repeater」などの自動化機能を含め、今週時点で200以上のPower-Upsが利用可能になっている。ほとんどのPower-Upsはこれまでと同様に無料だが、一部のPower-Upsはサードパーティのサービスを有料で利用する必要がある。

また、TrelloにはQuick action remediationという自動化機能が追加され、ユーザーはTrelloのワークフローオーケストレーションダッシュボードに飛び込むことなく、インラインで自動化ルールを書くことができるようになった。Trelloでは、最も一般的な自動化コマンドをあらかじめ入力するようになっているため、ユーザーはコマンドが発動されたときに何をすべきかをプラットフォームサイドのプロンプトを終了するだけでよい。

例えばToDoリストを期日ごとにソートすることなどが可能になる。また「共有可能な自動化コマンド」では、他のボードに自動化コマンドを追加することができ、「スナップショットレポート」では、ステータスカードやその他の関連情報のレポートをスケジュールに合わせてTrelloからメールで送信することができる。

5,000万人以上のユーザーを持つTrelloは、今年初めに新しいボードビュー、カード機能、サードパーティデータの統合を発表した。今回の自動化への強化はその一環になっている。これらの機能強化は、2018年の自動化ツールから2019年の管理用プラグイン制御へと続く、同プラットフォームの一連の技術的なアップグレードを継続したものだ。

Trelloの共同設立者兼CEOであるMichael Pryor氏は、本誌VentureBeatにメールで次のようにコメントをくれた。

「Trelloは無料ユーザーにとって最も強力で使い勝手の良いプロジェクト管理ツールです。さらにこの5ドルのStandardプランを利用することで、チームにとって最も手頃なプロジェクト管理ツールの一つにもなります。私たちは、どのチームメンバーも自分に合ったソリューションを簡単に利用できるようにしたかったのです。実際、現在Trelloを使用しているチームのほとんどが、会社からの指示なしに、自分たちでTrelloを採用しています。チームのリーダーはTrelloのボードにどんな新しい人でも追加でき、トレーニングなしですぐにTrelloでプロジェクト管理を始められることを気に入ってくれています」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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