「Bizibl(ビジブル)」が正式ローンチ、多用途のオンラインイベントプラットフォームに軸足

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Image credit: Bizibl Technologies

Bizibl Technologies は7日、イベントのオンライン開催ツール「Bizibl(ビジブル)」の正式ローンチを発表した。同社は昨年6月に Bizibl をβローンチ、今年1月にシードラウンドで資金調達を実施したことを明らかにしていた。以前は採用イベントに特化したツールとしてブランディングし、ATS(採用管理システム)との連携の計画などを明らかにしていたが、この方針を撤回し、より広範で包括的な目的のための、オンラインイベントプラットフォームとして再スタートすることにしたという。

同社代表取締役の花谷燿平氏によれば、採用イベントのためのツールしてブランディングしていたことで採用ツールと誤認されることも少なくなく、すでに何かしらの採用ツールを導入済の企業の採用担当や専業会社では、Bizibl の導入の足かせになっていた部分があったという。従来からの人材採用の合同セミナーや説明会の需要に加え、営業ウェビナーなどでの利用を想定した契約が複数まとまったことから、より一般的なツールとしてのコンセプトを前面に押し出すことにした。

Image credit: Bizibl Technologies

日本では EventHubeventos などの複数のプラットフォームが先行するが、これらは基本的には参加者管理 SaaS に、動画コンテンツを配信する画面がはめ込まれた形で構成されていることが多い。他プラットフォームとの差別化要素として、Bizibl ではユーザの滞在時間や回遊率をはじめ「データを死ぬほど取れる(花谷氏)」点を強調、参加者とのエンゲージメントを高めやすいことから、結果的に、明確な開催目的がある、開催後のに明確な施策がある、担当者がコミットしているイベントでの採用が多いとした。

また、テレカンやウェビナーのツールとして普及する Zoom も、多人数が参加したイベントでカンファレンスからネットワーキングに移行しようとした途端にブレイクアウトルームを使う必要があり、メインルームとブレイクアウトルームの往来がややまどろっこしく感じるのは、筆者のみならず読者の中にも経験があるだろう。Bizibl はこういった課題もクリアできていて、今後は Run The WorldHopin といった海外のオンラインイベントツールもベンチマークしながら、海外進出も目指したいとしている。

この分野では資金調達も相次いでいる。日本の UB Ventures らの支援も受ける香港のバーチャルイベントプラットフォーム「EventX(旧 EventXtra)」は7月、シリーズ B ラウンドで HTC らから1,000万米ドルを調達した。Andreessen Horowitz らが支援するイギリス拠点の Hopin は8月、シリーズ D ラウンドで Tiger Global や Temasek Holdings から4.5億米ドルを調達、時価総額は73億米ドルに達した。

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