インドの電子機器&ライフスタイルD2C「boAt」、2022年のIPOに向け時価総額14億米ドルを目指す

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Image credit: boAt

<ピックアップ> Boat plans IPO, looks at a valuation of nearly $1.4bn

インドの電子機器&ライフスタイル D2C ブランド「boAt」は、来年3月から6月に予定される IPO に先立ち、時価総額約14億米ドルを目指しているとのことだ。同社は今年1月、ニューヨークに本社を置くプライベートエクイティ会社 Warburg Pincus の子会社からシリーズ B ラウンドで1億米ドルを調達した。今年4月時点での時価総額は、約2億8,000万米ドルに達したとされる。

マーケティングリサーチ会社 IDC の報告によれば、BoAt はインドのイヤーウェア(耳に装着するデバイス)で最大の45.5%、時計カテゴリで第2位の26.9%の市場シェアを持つ。イヤーウェアとウエアラブルデバイスの両方に垂直統合モデルを導入、インドでは Xiaomi(小米)や Huawei(華為)などの中国企業各社のほか、Apple や Samsung などを凌駕する勢いだ。

この時価総額に関する情報は、本件に詳しい3人の人物からもたらされており、彼らは匿名を希望している。同社は今年4月、Qualcomm の投資部門から5億インドルピー(約7.5億円)を調達した。boAt がこの1年で成長した理由は、新型コロナウイルスの感染拡大が影響している。リモートワークやバーチャル会議が当たり前になったことで、イヤーウェアの売れ行きが好調となったためだ。

via Mint

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