データを元に都市開発最適化、scheme vergeがプレシリーズAで2.2億円調達

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「Horai」
Image credit: scheme verge

データによる都市開発の最適化を目指すスタートアップ scheme verge(スキーム・ヴァージ)は10日、プレシリーズ A ラウンドで約2.2億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、環境エネルギー投資、山口キャピタル、サムライインキュベート。これは同社にとって、202年に実施したシードラウンドに続くものだ。サムライインキュベートは今回、シードラウンドに続くフォローオンでの参加。

今回の調達を受けて、scheme verge の累計調達額は約2.9億円に達した。同社では今回調達した資金を、プロダクト開発体制の強化と、各地での事業開発を推進するための人材採用・体制強化に充てる予定。また、今回の調達とあわせて、今後のスマートシティ領域への展開を見据え、同社は松尾豊氏(東京大学教授・人工知能学会理事)および大口敬氏(東京大学教授・次世代モビリティ研究センター長)をアドバイザーとして招聘したことも明らかにした。

scheme verge は2018年7月に設立。多様化・個人化が進む観光客のニーズに応えることに特化した、スマートフォンを使った交通関連サービス「Horai」を開発している。2019年に瀬戸内のアート巡りを海上モビリティの面から支援する意図でリリースしたこのアプリは数千名に利用された。また、三重県伊勢市や神奈川県三浦半島、長崎県五島列島などで MaaS 構築にも活用されている。

これまでに、国土交通省の「新モビリティサービス推進事業」「日本版 MaaS 推進・支援事業」、スーパーシティ事業では全国5つの自治体で「連携事業者候補」に採択されている。また、先月開催された第8回 MUFG ビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」のデモデイでは、最優秀企業の一つに選ばれた。

via PR TIMES

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