
※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。
スマートニュースは15日、シリーズ F ラウンドで2億3,000万米ドルを調達したとを発表した。これにより、同社のこれまでの累計調達額は4億米ドルを超え、時価総額は単独のニュースアプリとしては最高額となる20億ドルに達し、「ダブル・ユニコーン」の地位を確保した。前回ラウンドとなるシリーズ E ラウンドのクローズ発表から1年10ヶ月ぶりの調達となる。
このラウンドに参加したのは、アメリカの Princeville Capital、Woodline Partners、日本の JIC Venture Growth Investments、Green Co-Invest Investment、任天堂創業家のファミリーオフィス「Yamauchi No.10 Family Office」などに加え、既存投資家から ACA Investments、SMBC Venture Capital など。
AppAnnie が発表した iOS と Android のモバイルアプリの月間平均利用時間(アメリカ)によると、SmartNews は4.7時間と1位になり、2位の FlipBoard(4.5時間)、さらには Google News(2.9時間)や Apple News(0.8時間)を引き離す形となった。また、月間アクティユーザ数は2019年から倍増した(2019年時点で日米合算で2,000万人だった)。
スマートニュースは今回の追加資金を用いてアメリカでの人員を倍増させ(現時点でグローバルで500人)、特にシリコンバレー、ニューヨーク、サンフランシスコにエンジニアやリーダーを加える計画だ。また、同社では新型コロナウイルスワクチンに関するダッシュボード、ユーザがさまざな政治的見解に簡単にアクセスできる「News From All Sides」機能などを拡大するとしている。
<スマートニュースのこれまでの軌跡(関連記事)>
- スマートニュースが総額100億円のシリーズEラウンド資金調達を完了、米国事業の加速へ
- スマートニュース、シリーズEラウンドで日本郵政キャピタルらから31億円を調達——米国事業が好調、ユニコーン入りが明らかに
- SmartNewsの月間アクティブユーザーが日米で1000万人突破、ダウンロード数は3000万件に
- 日本のニュースキュレーションアプリ戦争に見る3つの戦略【ゲスト寄稿】
- スマートニュースが1,000万ドルを追加調達、調達実施前評価額は3.2億ドル
- SmartNewsが日米で1000万ダウンロードを突破、世界150カ国以上で提供開始
- SmartNewsはただのニュースアプリなのか? 1億米ドル以上の評価額が付く理由
- Flipboardのプロダクトデザインを担当したクレイグ・モド氏がUIデザインアドバイザーとしてスマートニュースに参画
- 【追記あり】前ハフィントンポスト日本版編集長の松浦氏、スマートニュースへ
- スマートニュース、元米国コンデナスト事業開発担当のバーニー・デイヴィスがパートナーリレーションに就任。米国展開への本格的な舵取りへ
- SmartNews、未来の姿
- スマートニュースが総額約36億円の資金調達を実施
- 8月1日から放映されるニュース閲覧アプリの「スマートニュース」テレビCMがお披露目
- 手のひらのニュース戦争、4サービスが語る「広告ビジネス」と「未来」 #bdash
- 「合議制で決まるものにいいものはない」:MAU率75%のニュース閲覧アプリ「SmartNews」が「W杯特集」を追加
- 累計ダウンロード数300万超「SmartNews」、動画チャネルで動画キュレーションを強化
- 日本のニュースキュレーション・アプリは、ビジネスモデルの打破を恐れているのか?
- Japan Startup Awardにノミネートされた2つのニュース収集アプリ、SmartNewsとGunosyを比べてみる
- 平均1ヵ月50万人の増加ペース、Smartnewsのチャンネルプラス購読者数が200万人を突破
- 加速するニューステクノロジー領域、「SmartNews」を提供するゴクロが4.2億円を調達
via SmartNews
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待