Second Lifeに再来したメタバースの波:生き残りを賭けて(2)

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Second Lifeは経済規模が大きい/Image Credit: Linden Lab

(前回からのつづき)Second Lifeはその粘り強さにもかかわらず、メインストリームになることは叶わなかった。実際、Second Lifeは複数のリーダーたちがバトンを繋いでいる。

Philip Rosedale氏は、ドットコム・バブルの最中の1999年にLinden Labを設立した。そして、バブル崩壊の余韻が残る2003年、なんとかしてSecond Lifeの立ち上げに漕ぎ着ける。2008年に彼は退任し、Linden LabはMark Kingdon氏、Rosedale氏(この創業者は4カ月だけCEOに復帰した)、Bob Komin氏らがその後のCEOを歴任した。そして2010年、同社は大規模なレイオフを行った。

2010年からは、元EAの幹部であるRod Humble氏がSecond Lifeの魔法の一部をモバイルやその他のプラットフォームの新しいアプリケーションに持ち込もうとしている。しかしそれは上手くいかず、Humble氏は2014年に同社を去っている。2014年に引き継いだEbe Altberg氏は、Second Lifeの好調を支えた1人だ。彼はかつて「Sansar」と名付けられた「VR版Second Life」を作ろうとするも意図したような力強さは得られなかった。筆者はAltberg氏とは何度か会っているのだが、彼はSecond Lifeがまだ成功していることを人々が思い出す必要があることを強く主張していた。

Altberg氏は長い闘病生活に苦しみつつ、Second LifeをAmazon Cloudに展開し、スタッフを削減し、Sansarを売却し、最終的には2020年7月にOberwager氏とRandy Waterfield氏らの投資家グループにLinden Labを売却するなど、大きな転換期をなんとか乗り切ったのだ。

残念なことに、Altberg氏は6月に病気で亡くなってしまった。後任の会長に就任したObewager氏は、Altberg氏が会社を素晴らしい状態で残してくれたと語っている。Second Lifeは18年目を着実なものとして迎え、上半期の財務実績は10年以上ぶりに最高のものとなったのだ。

次につづく:改良を重ねる

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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