医師のインフォームドコンセントを支援する「MediOS」運営、プレシリーズAで1.4億円を調達

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コントレアと Coral Capital 皆さん
Image credit: Contrea

動画を活用したインフォームドコンセント支援システム「MediOS(メディオス)」を提供するコントレアは16日、プレシリーズ A ラウンドで1.4億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、Coral Capital、千葉道場ファンド、名前非開示の個人投資家。これは同社にとって、昨年7月に実施したシードラウンド(East Ventures が参加、調達額非開示)に続くものだ。

2021年1月にβローンチした MediOS は、医師が「講義」ではなく「対話」に注力し、医師・患者間のコミュニケーションを豊かにする支援システムだ。病気の概要や治療方法、合併症などの講義に該当する部分は患者個別性が少なく、医師にとっては標準的で繰り返しの説明となる。この講義の部分を MediOS ではアニメーションを用いた動画で支援する。

「MediOS」
Image credit: Contrea

MediOS を使うと、医師は患者の病状や治療法に応じて動画を組み合わせることで、患者ごとにカスタムされた動画を発行できる。患者は医師から発行された動画を好きな場所・時間から何度でも繰り返し視聴できる。また、システム内で事前に質問を登録することができ、医師への質問や疑問点の伝え忘れを防ぐことが可能だ。正味の診察時間の短縮にもつながる。

MediOS は大学病院を始め200~700床の病院で導入されていて、その効果として、医師の説明時間が患者一人あたり33%短縮された。また、7割以上の患者が自力で動画視聴を完了し、理解度も5段階中 4.6点を取得するなど、医師と患者の双方にとって良い評価が得られたという。同社では調達した資金を使い、システムや動画コンテンツの開発強化、営業・マーケティング体制の強化を行う。

via PR TIMES

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