不整地作業向けサービスロボット開発のCuboRex、プレシリーズAで7,500万円を調達——累計調達額は1.3億円に

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CuboRex の皆さん
Image credit: CuboRex

CuboRex は4日、プレシリーズ A ラウンドで約7,500万円を調達したと発表した。このラウンドには、Open Network Lab、DRONE FUND、名前非開示の個人投資家2名が参加した。同社は時期を明らかにしていないが、プレシリーズ A ラウンドに先立ちシードラウンドを実施しており、シードラウンドとプレシリーズ A ラウンドを合わせた累計調達額は1.3億円に達した。

CuboRex は不整地作業に特化したサービスロボットのスタートアップだ。不整地で行う作業とは、舗装や整地がされていない場所で行う作業、具体的には、屋外だと、勾配の大きい丘陵地に作られた農地での運搬作業、太陽光発電プラントでの除草作業、屋内だと、し尿処理層の清掃作業などだ。これらの環境では条件や季節により異なる機材が必要になり、金銭的負担が大きい。

そこで同社ではあらゆる不整地に対応し、電力を供給するだけで稼働できる移動機構を開発した。クローラユニット「CuGo」は、レゴブロックの要領で既に現場で利用中の器具に取り付けて使うことが可能で600台が稼働。また、ねこ車電動キット「E-Cat Kit」も400台稼働している。全農と提携しており、全国の農業事業者にアフターメンテナンス込みのサービス提供が可能だ。

同社では、調達した資金を、不整地産業の課題解決や不整地対応ロボットの市場拡大に向けて、営業やエンジニアを中心とする人材採用の強化やサービスロボット研究・開発、既存ソリューションのマーケティング投資に活用するとしている。同社は、Open Network Lab アクセラレーションプログラム第23期に採択され、先月実施されたデモデイでは Special Award を受賞した

via PR TIMES

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