NFTゲーム「Axie Infinity」、デジタル土地一区画を2.9億円で販売——仮想不動産1件の価格としては過去最大

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ベトナムを拠点とするブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」は、同社のプラットフォーム上のデジタル土地の 一区画が550ETH(約2億8,600万円)で販売されたと発表した。同社によると、1つのデジタル不動産に支払われた金額としては過去最大とのことだ。

Axie Infinity のデジタル土地
Image credit: Axie Infinity

これは今年2月、Axie Infinity のデジタル土地9区画が150万米ドルで売却されたのを上回る金額だ。当時のこの取引は、過去最大の NFT(非代替トークン)販売となった。

今週、Tokens.com の子会社 The Metaverse Group も、別のブロックチェーンベースのプラットフォーム「Decentraland」のデジタル不動産1区画を61万8,000MANA(約2億7,200万円)で購入した。同社によると、アメリカの主要都市にあるほとんどのリアルの住宅よりも高いこの価格は、同社のプラットフォームにおける仮想不動産の中で最も高価な取引だという。

この2つの取引は、メタバース経済におけるデジタル不動産への最新の関心の高まりの一部だ。

暗号資産管理会社 Grayscale の報告書によると、メタバースは広告、ソーシャルコマース、デジタルイベントの分野で1兆米ドルの収益機会があると推定されているが、時期については明記されていない。また、この報告書では、2021年の第3四半期に暗号資金調達額が82億米ドルに達し、ブロックチェーンベースのゲームスタートアップが同時期に総額10億米ドル相当の資金を獲得したことにも言及している。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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