ヘラルボニーが丸井グループと資本業務提携、買い物を通じた福祉貢献活動を推進

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本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

福祉領域事業を手掛けるヘラルボニーは11月1日、丸井グループとの資本業務提携を発表している。11月より丸井グループから発行される提携クレジットカード「ヘラルボニーエポスカード」を中心に、連動した企画などを実施する。

また、ヘラルボニーはこの丸井グループとの資本業務提携に続いて、11月15日に第三者割当増資の実施も公表している。引受先になったのは鎌倉投信、D2C&Co.、JR東日本スタートアップ、いわぎん事業創造キャピタルの4社。シリーズAラウンドでの資金調達で、各社の出資金や出資比率などの詳細は開示していない。

ヘラルボニーの創業は2018年7月。主に知的障害のある作家とライセンス契約を結び、作品を必要とする人や企業に提供するアートライフブランド「HERALBONY」などを展開している。

今回、丸井グループと提携して発行するヘラルボニーエポスカードは、買い物の利用金額に応じた加算ポイント(200円につき1ポイント)から利用金額の0.1%分にあたるポイント分をヘラルボニーに対して還元する。また、カードを新規発行した際には1件につき1,000円が同じく同社に還元される。これらはヘラルボニーを通じて知的障害のある作家の創作活動支援やギャラリー運営、福祉団体への寄附として使われる。カードは年会費無料で、提携ブランドはVISA。優待サービスはエポスカード共通のものが適用される。

両社はこの提携に合わせ、11月11日に有楽町マルイにて全館売上の0.1%をヘラルボニーを通じて作家や福祉団体に還元する「社会還元デー」も開催した。

なお、カードに起用されたデザインもヘラルボニーと契約する作家の手によるもの。嶌岡 史絵(しまおか ふみえ)さんの作品「宇宙」では独特の色彩感覚でちいさなマルやセルを繋ぎ合わせた彼女の想いが描かれている。

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