VRイベント&メタバース開発・運営のHIKKY、シリーズA1でドコモから65億円を調達

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Image credit: Hikky

VR イベント「バーチャルマーケット」などを開発する HIKKY は、シリーズ A ラウンドのファーストクローズで NTT ドコモから65億円を調達していたことを発表した。HIKKY の時価総額や NTT ドコモの取得持分は明らかになっていないが、HIKKY は資金調達後も同社の経営の独立性が維持される予定としている。両社は先月、資本・業務提携を締結していた。

同社では、調達した資金を使って、VR コンテンツ開発エンジン「Vket Cloud(ブイケット クラウド)」など、VR 関連サービスの開発体制の強化、同エンジンを用いたオープンメタバースの開発・運営、バーチャルマーケットや Vket Cloud を含む VR サービス事業の国内外への拡大、組織基盤強化を行う。

HIKKY は、NTT 出身で、独立後、通信インフラ事業やクリエイティブ制作事業などを展開していた舟越靖氏により2018年5月に創業。年に2回、3DCGアイテムの展示即売会バーチャルマーケットを VR 上で開催している。今年初めには参加ブース数でギネス記録を獲得し、前回は世界から100万人以上が来場した。また、同社は AR ショッピングやバーチャルコマース事業なども展開している。

NTT ドコモの発表によれば、同社は「ポストスマホ」として XR が新たな生活インフラとなるよう、メタバース空間(VR)とリアル空間(AR/MR)の両事業を推進するとしている。NTT ドコモと HIIKKY は共同で営業体制を構築し、多くのパートナーからの受注を促進するほか、HIKKY の運営事業とドコモの XR 関連事業の連携を深め、双方サービスの普及を推進する。

via PR TIMES

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