スマホ充電器レンタル「ChargeSPOT」運営、59億円を調達——累積調達額は108億円に

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「ChargeSPOT」
Image credit: Inforich

モバイルバッテリシェアリングサービス「ChargeSPOT」を展開する INFORICH は18日、直近のラウンドで59億円を調達したことを明らかにした。ラウンドステージは不明だが、同社が開示している範囲で4回目の調達となる。本ラウンドでの調達を受けて、INFORICH の累積調達額は108億円に達した。

本ラウンドに参加したのは、シンガポールの MRA Investments、物流大手の SBS ホールディングス(東証:2384)、NEXTBLUE、ネクストユニコーン第2号(GP、LP は不明)、P&E ディレクションズなど。

INFORICH は2015年9月の創業。2018年4月からモバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」を提供し、これまでに日本全国約30,000台、台湾約4,300台、香港約3,000台、タイ約1,000台を設置している。同社は年内に35,000台、2022年に60,000台、2023年に100,000台にまで設置台数を拡大する計画だ。

海外に目を転じると、この分野では特に中国のスタートアップが台頭している。Dian(小電)は香港に上場、また、EnergyMonster(怪獣充電)は NASDAQ に上場を果たしているほか、Anker(街電)や Laidian(来電)、さらに、Meituan(美団)などがしのぎを削る。このうち、Laidian は「PowerNow」の名前で日本市場に進出しているほか、「Electron to go」を展開するアメリカの Juize は大阪で実証実験を展開した。

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via PR TIMES

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