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MasterCard は、アジア太平洋地域に拠点を置く仮想通貨サービスプラットフォーム「Amber Group」「Bitkub」「CoinJar」と提携し、決済カードをローンチした。このカードを使えば、世界中のユーザがデジタルトークンを従来の法定通貨に変換できるようになる。

Amber Groupは、韓国、台湾、香港で事業を展開しており、Bitkub と CoinJar は、それぞれタイとオーストラリアで事業を展開している。これら3つの仮想通貨会社は、MasterCard がグローバルな仮想通貨カードプログラムを展開する地域で最初の企業群となる。
これらのカードを使用することで、顧客はオンライン・オフラインを問わず、仮想通貨を加盟店に直接送金するのではなく、仮想通貨を従来の法定通貨に即座に変換し、MasterCard が利用できる場所であればどこでも使用することができる。仮想通貨は、常に従来の法定通貨に変換されて MasterCard のネットワークに入ることになる。
MasterCard のアジア太平洋地域のデジタル&エマージング・パートナーシップおよび新決済フロー担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント Rama Sridhar 氏は、次のように述べている。
仮想通貨は、投資、破壊的な技術、ユニークな金融ツールなど、人々にとってさまざまな存在だ。あらゆる方面からの関心と注目が高まる中、リアル世界でのアプリケーションは、投機商品以外にも登場している。
MasterCard のデータによると、アジア太平洋地域の顧客の45%が、2022年に仮想通貨を使用する計画を持っている。仮想通貨は、QR コード、生体認証、非接触型と並ぶ4つの新興決済手段のひとつで、これらの決済手段のうち、94%の消費者が少なくとも1つの利用を検討している。
また、この報告書によれば、一般の人々と比較して、ミレニアル世代が仮想通貨の使用や学習に意欲的であることがわかる。
【via Tech in Asia】 @Techinasia
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