中国発のコーディングプラットフォーム「Box.Game」、青少年向けメタバース開発で500万米ドルを調達

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Image credit: Box.Game

中国を拠点とする青少年向けコーディングプラットフォーム「Box.Game」は、エンジェルラウンドを500万米ドルの調達でクローズした。同社は、青少年ユーザが創作、プレイ、交流できる 3D 仮想世界の構築に向けて取り組んでいる。

重要視すべき理由:今回の資金調達は、メタバースという概念やそのバズワード的な価値が、世界的にいかに注目されているかを示すものだ。同社は、中国の若者を対象としたメタバースプロジェクトとしては、今年初めて新たな資金を獲得したとしている。

  • 中国では「質の高い教育」とされる STEM コースでコーディングを教えている。義務教育科目のオンライン家庭教師と対照的に、今年初めに中国政府が実施した、幼稚園から高校生を対象とした私塾の一斉取り締まりの影響を受けていない。

詳細情報:Box.Game のプレスリリース(11月18日)によると、今回のラウンドは、DCM の元パートナーで Kuaishou(快手)のエンジェル投資家 Ruby Lu(盧蓉)氏が設立したベンチャー企業、Atypical Ventures(奇創投)がリードしたと TechNode(動点科技)が伝えている。このプロジェクトは、コーディングと AI 教育のリーディングカンパニー Codemao(編程猫)によってインキュベートされた。

  • 調達した資金は、ティーンエイジャーや若者向けのメタバースの開発を支援し、相互に接続された独自の仮想世界を構築するために使用される。
  • 今回のラウンドでは、既存の50名のチームを拡大するとともに、コンテンツクリエイターのインセンティブプランを開始する予定だ。
  • Codemao の創業者で Box.Game を率いる Sun Yue(孫悦)氏は、次のように語っている。

Web ベースの「マルチプレイヤー・コンテンツ作成プラットフォームである Box.Game は、短期的な成長のために大規模なマーケティングを行うのではなく、有機的な成長に依存するだろう。Box.Game は、あらゆる年齢層のクリエイターにとってのメタバースとなることを目指している。

中国では、オンライン教育やゲームに対する規制が強化されているが、Sun 氏は、コーディングトレーニングは、国が課外教育として奨励している数少ない科目の一つだ。コンテンツ制作にはさまざまな形があるが、ゲームはその一つだ。我々はプラットフォームを提供し、どのようなコンテンツを取るかはクリエイターに委ねられている。

  • Sun 氏また、グローバルな市場に臨む一方で、現地規制を遵守するとも付け加えた。

Box.Game 上で、中国の子どもたちの創造性を目の当たりにし、その若いユーザらに感銘を受けた。(Atypical Ventures の担当者)

背景:親会社の CodeMao は、エドテックのトップ企業だ。Hillhouse Capital(高瓴資本)やスマートフォンメーカー Oppo(欧珀)の投資部門などの投資家から、総額3億6,000万米ドル以上の資金提供を受けている。深圳に本社を置く CodeMao は、中国国内だけでなく、他のアジア諸国やヨーロッパへの進出も計画している。

  • 自社開発の Box 3D Engine により、クリエイターは、ゲームからアートアイテムまで、さまざまなコンテンツをプラットフォーム上に構築することができる。
  • 2018年に Codemao 内のインキュベーションプロジェクトからスタートし、今年6月に Box.Game を立ち上げた。9月時点で、同プラットフォームの月間アクティブユーザ数は100万人に達し、そのうち約8%がゲーム開発者だ。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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