Baidu(百度)、刷新したVRアプリでバーチャルカンファレンスを開催へ

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「Xirang(希壤)」が描き出した画像
Image credit: Baidu(百度)

中国の検索大手 Baidu(百度)は12月10日、同社の VR アプリ「Xirang(希壤)」を12月末にアップデートし、それを使って10万人以上のオンライン参加者を収容できる仮想イベントを開催すると発表した。

重要視すべき理由:Baidu(百度)は、急成長しているメタバース分野で AI 能力を活用する方法を模索してきた。今回のアップデートは、3次元のオンライン空間における Baidu の野心の表れである。

詳細情報:同社は12月10日のプレスリリースで、このアプリを「中国製メタバース製品第1号」と呼んた。Baidu は、このアップグレードにより、中国の少林寺や四川省の重要な考古遺跡である三星堆博物館の見学などの体験ができる没入型の〝バーチャルプラネット〟が提供されると述べている。

  • Baidu は今年、年次 AI 開発者会議「Create 2021」を「Xirang(希壤)」で開催するが、これは4年前の開始以来初めてバーチャルで行われる会議である。同社によると、このアプリにより、最大10万人の参加者が没入感のあるインタラクティブなサウンドとビジュアル効果を同時に体験できるようになるとのことだ。
  • プレスリリースの中で、 Baidu の副社長で Xirang のマネージャー Ma Jie(馬杰)氏は、メタバース業界は非常に初期の探索段階にあると述べている。「コミュニティとそれを構築するための長い時間が必要だ」と彼は付け加えた。
  • アップグレード後は、パソコン、スマホ、ウェアラブルなどさまざまなデバイスで Xirang にログインし、バーチャルカンファレンスへの参加、ショッピング、新しい人との出会い、展示会の見学などができるようになる予定だ。

背景:Baidu は、今夏、中国市場でメタバースコンセプトが流行する前から、数カ月にわたって Xirang アプリの開発を進めてきた。メタバースの人気は、Baidu がアプリをアップグレードする動機の一部となっている。

  • 11月上旬、Baidu 副社長 Ma Jie 氏は、Baidu の AI イベントで、同社はメタバースにおいて、コンテンツクリエイター向けに VR コンテンツプラットフォームと VR インタラクティブプラットフォームを開発する予定であると述べた。
  • メタバースで動きを見せている中国のテック大手は、 Baidu だけではない。Bytedance(字節跳動)は、VR ヘッドセットメーカーの Pico(小鳥看看)など、複数のメタバース関連企業に投資している。e コマース大手子会社 Alibaba Cloud(阿里雲)は11月、メタバース関連のアプリケーションにクラウドなどの技術サポートを提供する、メタバースソリューションを発表している。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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