デライト・ベンチャーズとmint、社会人向け起業支援プログラム「Springboard 2022」の募集を開始

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2022年の干支にちなみ、寅の格好で PR に励むデライト・ベンチャーズと mint の皆さん
前列左から:田島ひかる氏、白川智樹氏、南場智子氏、永原健太郎氏
後列左から:岡澤雄介氏、木暮圭佑氏、山下昌紀氏、齋藤侑里子氏
Image credit: Delight Ventures, mint

デライト・ベンチャーズmint は27日、社会人向けの起業支援プログラムの 第3期となる「Springboard 2022」の募集を開始した。募集は本日から2021年1月13日まで。プログラム期間は、今年、3ヶ月間(2022年2月〜4月)で運用される予定。3ヶ月以内の起業を決めていて具体的に準備を進めている社会人、半年以内に本気で起業する覚悟を持つ社会人を対象とする。

デライト・ベンチャーズは2019年夏、DeNA 創業者で代表取締役会長の南場智子氏を中心に組成された。DeNA グループ内外の人々と共に新規事業を立ち上げる「Venture Builder」、DeNA 社員や社外の人材の独立起業をサポートする「Springboard」、100億円規模のファンドをコアとした「スタートアップ投資」の3つで構成される。

当初は主として DeNA のグループ内やグループ出身者の起業を支援していたこれらのプログラムは、徐々に外部へと支援の枠を広げてきた。新規事業のアイデア発掘から立ち上げまでを支援する「ベンチャー・ビルダー・チャレンジ(通称:V チャレ)」も、今年から募集枠を一般にも開放したのは記憶に新しい。V チャレからは、SaaS 特化データベース projection-ai がローンチしている。

mint(当時はアプリコット・ベンチャーズ)はデライト・ベンチャーズが考える Springboard と目指すところが近かったことから、一昨年の第1期から SpringBoard を共同で運営。メンターとして、デライト・ベンチャーズの永原健太郎氏、田島ひかる氏、mint の白川智樹氏に加え、今期からデライト・ベンチャーズから山下昌紀氏、mint から木暮圭佑氏、岡澤雄介氏が参加する。

アドバイザリーメンバーには、これまでのデライト・ベンチャーズ マネージングパートナーの南場智子氏、STRIVE 代表パートナーの堤達生氏、Spiral Ventures Japan パートナーの千葉貴史氏に加え、SmartHR 代表取締役の宮田昇始氏、10X 代表取締役 CEO の矢本真丈氏、ANOBAKA パートナーの萩谷聡氏、DNX Ventures Partner / Chief Partnership Officer の中垣徹二郎氏、Heart Driven Fund パートナーの石倉壱彦氏が新たに参加する。前回までメンターを務めた WiL パートナーの 難波俊充氏は、今期からアドバイザーを務める模様だ。

プログラムでは期間中、参加者の本業に差し障りのない平日の夜や週末を使い、メンターが事業領域の選定や事業のブラッシュアップ、投資家に向けた発表準備で伴走するほか、数回に及ぶ起業家との交流イベントやピッチ練習が展開される。3ヶ月間のプログラム後にはデモデイが開催され、資金調達を交渉する機会を提供される(プログラム採択時に、デライト・ベンチャーズや mint からの出資受け入れ義務は無い)。

これまでに Springboard はスタートアップ14チームを採択・支援してきた、公開されている採択・支援先には、フードデリバリの ChompyIncubate Camp 14th で2位の座に輝いた、訪問した見込客に対話型営業ができる「Quicker」を開発・運営する 9seconds、製造現場の生産日報を電子化する Space Craft、顧客フィードバック収集・分析ツール「Quickk」を開発・運営する SAGUS、柔道整復・鍼灸・按摩・指圧師のための集客支援サービス「コリキュア」を開発・運営する BodyDays などがある。

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