ロケット開発のインターステラテクノロジズ、17.7億円をシリーズD調達——サイバーエージェントらが参加

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北海道大樹町を拠点に、観測ロケット「MOMO」と超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」を開発するインターステラテクノロジズは17日、シリーズ D ラウンドで17億円を調達したことを明らかにした。同社にとっては、2019年11月に実施した丸紅(東証:8002)からの資本提携(シリーズ C ラウンド相当と推定される)に続くものだ。累計調達額は公開されているものだけで34億円を超えるとみられる。今回ラウンドに参加した投資家は次の通り(順不同)。

  • 藤田誠氏(INCLUSIVE 代表取締役社長)
  • INCLUSIVE
  • サイバーエージェント(東証:4751)
  • シリアルインキュベート
  • セブンスターズキャピタル
  • サンコーインダストリー
  • 中島瑞木氏(coly 代表取締役社長)
  • 中島杏奈氏(coly 代表取締役副社長)
  • 山本博士氏(スマレジ 代表取締役)

インターステラテクノロジズの「ねじのロケット(MOMO7号機)」と「TENGAロケット(MOMO6号機)」は2021年7月に2機連続で宇宙空間に到達、2019年5月の「宇宙品質にシフト MOMO3号機」を含め、3度の宇宙空間到達を達成した。MOMO は実証から事業化の段階に入り、並行して2023年度の打上げを目指す ZERO の開発を本格化させている。今回調達した資金は、ZERO の開発をさらに加速させるための研究開発、設備投資、人材採用、材料費等に充てるとしている。

インターステラテクノロジズのメンバー数は1年半前の2倍以上に当たる約70人に達した。企業などからエンジニアの出向を受け入れる「助っ人エンジニア制度」を活用し、トヨタ⾃動⾞から2名、古河電気⼯業から1名、日揮から1名を受け入れ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)からは「クロスアポイントメント制度」により1名を受け⼊れている。2020年12月に竣工した新社屋の溶接組立棟には、応援型不動産クラウドファンディングで2.95億円を調達、大樹町へのふるさと納税で累計2.4億円を調達している。

via PR TIMES

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