データ統合自動化SaaS「trocco」提供のprimeNumber、シリーズBで13億円を調達

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Image credit: primeNumber

データ統合のための ETL(抽出・変換・格納)SaaS「trocco」を開発・提供する primeNumber は15日、シリーズ B ラウンドで約13億円を調達したことを明らかにした。このラウンドは、Coral Capital と One Capital がリードし、SBI インベストメント、大和企業投資、SMBC ベンチャーキャピタルが参加した。これは同社にとって、2019年7月に発表したシリーズ A ラウンドに続くものだ。大和企業投資と SMBC ベンチャーキャピタルは今回、シリーズ A ラウンドに続くフォローオンでの参加となる。

primeNumber は2015年11月の創業。データ統合自動化 SaaS「trocco」の開発と運営、汎用型データエンジニアリング PaaS 「systemN」の開発と運営、データ活用伴走支援型ソリューションの提供を行なっている。現在、売上の過半数を占め、同社の主力製品となっているのは trocco だ。trocco は、企業の中に点在するデータを集め、統合など可視化・分析・活用するための前処理を自動的に行うことができるクラウドベースのツールだ。

「trocco」が自動化を実現するデータの統合イメージ
Image credit: primeNumber

こういった作業はデータエンジニアリングと呼ばれるが、本来であれば、データエンジニアがデータを加工する必要があった。trocco を使えば、必ずしも専門知識を持ったエンジニアが作業する必要がなく、また、必要に応じて高度な処理も行うことができる。代表取締役 CEO の田邊雄樹氏はその特徴について「ノーコードツールというだけではなく、個別のハイエンドなニーズにも対応できるハイブリッドなツールとしてアピールしている」と語った。

ユーザである顧客企業の構成は、スタートアップを含む IT 企業と非 IT 企業が 8:2 くらいとなっていて、中には営業やマーケティング部門がデータ分析に至る作業の簡素化に導入しているケースもあるという。データエンジニアやデータサイエンティストといった人材が恒常的に不足していることが知られているが、田邊氏は「企業が自分達で回せる構図を作れるよう支援していきたい」と trocco の意義を強調した。

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primeNumber は約1年前から、データエンジニアリングを学んだり知見を共有したりするためのオンラインコミュニティを運営しており、オンラインイベントにはのべ1万人程度が参加するなど、同社の認知度拡大に一定の貢献を示している。同社では今後、調達した資金を使ってマーケティングの強化や、世界的にも事例があまり多くないこの分野でグローバル展開も視野に活動を強化していきたいとしている。

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