本稿はBRIDGE Tokyoで配信したセッションの模様をお送りします。レポートまとめはこちらから
今回のBRIDGE Tokyoではデジタル民主化をテーマに、大きな流れとしてECのさらなる拡大に注目していました。感染症拡大は人々のオンライン活動を活発にし、昨年発表された一つの指標であるEC化率にも明確に表れてきています。一方、モノが溢れる今、人々は物質的な欲求から徐々に感情的な報酬やつながりに新しい楽しみを見出しているように感じます。いわゆる「モノ消費」から「コト消費」への拡大のことで、これを象徴するトレンドがクリエイターエコノミーやパッションエコノミーの文脈です。
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クリエイターエコノミーは、特にYouTubeや Twitchなどのプラットフォームで、例えばゲーム配信をしたりパフォーマンスを披露することで、クリエイターの方々が収益(主に広告やギフト課金)をあげられるようになったトレンドです。また、パフォーマンスは無理でも、例えばヨガ教室をオンライン販売することで、スキルをお金に変える「パッションエコノミー(古くはサービスEC)」の世界も広がっています。彼らは個人をブランドにし、ライブコマースやオリジナルブランドのD2C、企業マーケティングなどその活躍の幅を広げているのです。
そこでこのセッションでは、個人が情熱をビジネスに変えるチャンスに注目し、広義でのECの新たなトレンドとしてBASE、CAMPFIRE、MOSHのそれぞれ代表にお集まりいただき、現在の状況や課題、考え方などをお聞きしました。
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