ByteDance(字節跳動)、メタバース? 的なソーシャルアプリと3つの新サービスをテスト中【報道】

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「Paiduidao(派対島)」のスクリーンショット。「派対」とは、中国語でパーティーの意。

中国のテックユニコーン ByteDance(字節跳動)が、新しいソーシャルアプリのほか、3つの新製品・サービスを社内テストしていると、中国メディア Tech Planet(Tech 星珠)が27日、初めて報じた。ソーシャルアプリ以外の3つのサービスとは、検索アプリ、ゲームコミュニティプラットフォーム、近距離自動配送サービスだ。

重要視すべき理由:ソーシャルアプリ「Paiduidao(派対島)」と呼ばれるソーシャルアプリは、Tencent(騰訊)のユビキタスな「WeChat(微信」に対抗するためのByteDanceの新しい試みとなるものだ。競合のリンクブロック行為に不満を抱く ByteDance は、2019年から独自のコミュニケーションプラットフォームの開発を試みているが、何度も失敗している。

詳細情報:ByteDance は Paiduidao を小規模で社内テストしており、ユーザは招待状がないと試せないと、同社の広報担当者が27日に TechNode(動点科技)に確認した。同社は他にもいくつかの製品をテストしている。検索アプリ「Wukong Sousuo(悟空捜索)」検索アプリ、ゲームコミュニティとランキングサービス「Lingxuan(霊選)」、近距離注文用のロボットによる配送サービスである。

  • ByteDance の新しいソーシャルアプリが何を提供するかは、今のところ不明だ。Tech Planet はこのアプリをテストし、「メタバースソーシャルアプリ」と呼び、ユーザがカスタマイズしたアバターを作成し、仮想音楽パーティーや他のユーザーとのチャットなど、没入型の体験を楽しむことができると述べている。ByteDance の広報担当者は、Tech Planet の 定義に異議を唱え、このアプリは「メタバースとは何の関係もない」と述べている。
  • 検索アプリ Wukong Sousuo では、ユーザは動画や小説などを検索することができるようになる。ByteDanceは、この2つのカテゴリーで強固なサービスを提供している。
  • ゲームサービス Lingxuan では、ユーザがゲームをダウンロードしたり、ゲームに関するソーシャル投稿を共有したり、最新作のランキングを見ることができるなど、ゲームコミュニティの構築を目指している。
  • また、ByteDance は、近距離で注文を完了させるロボットによる配送サービスもテストしている。Tech Planet によると、このサービスは中国の旧正月(1月31日〜2月6日)の直後に開始される予定だ。

背景:ByteDance は以前、「Duoshan(多閃)」と「Feiliao(飛聊)」というソーシャルアプリをローンチし、Tencent が WeChat から ByteDance の短編動画をユーザが直接共有できないようにしたことに対抗して、独自のメッセージングプラットフォームを構築しようと試みたことがある。ByteDance の2つのアプリは、勢いを増すことができなかった。

  • ByteDance は2019年1月、Snapchat のようなビデオチャットアプリ「Doushan」を発表した。このアプリは永続的な成功を収められなかった。同社は同年5月、「Feiliao」(世界市場での名称は「Flipchat」)というチャットアプリを発表した。このアプリとそれを支えるチームは、12月に解散した。
  • ByteDance は6月、Tencent が ByteDance の短編動画アプリ「Douyin(抖音)」「Huoshan(火山)」「Xigua(西瓜)」へのリンクを3年間ブロックしていると訴えた。中国当局は昨年末からテックメジャーに対し、競合他社からのリンク遮断をやめ、それぞれのエコシステムの壁を開放するよう求めている。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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