キーマンが語る、Metaのメタバース戦略(2)いつ実現する?/GamesBeat「Facebook Gaming Summit」より

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メタバースのタイムテーブル

一方、メタバースの実装に関してRubin氏は、長いタイムテーブルになりそうだという。

「確かにSFのようなバージョンが実現するためには長い時間がかかるだろうが、それよりもより実用的な可能性のあるいくつかのことでさえも、メタバースと呼ばれるようになるには、数年かかるでしょう。今、私たちがすべきことは、Horizon を構築するためのプラットフォームを、可能な限り最高のものにすることです」。

これは、Metaが構築しているワークスペースとソーシャルミーティングのプラットフォーム「Horizon Workrooms」と、ソーシャルエンターテイメントプラットフォーム「Horizon」について言及したものだ。

Mark Zuckerberg’s vision for the metaverse.

 

「これらのプラットフォーム間をできる限り往来できるようにしたいと考えています。私たちはプラットフォーム上にある多くのコンテンツを、メタバースへの足がかりにする必要があるのです。たとえばHorizon からBeat Saber にジャンプしたり、Beat SaberからHorizonにジャンプして戻ったりすることができれば、アプリやストアのような感覚ではなく、お互いにもっと密接な関係を感じられるようになるでしょう」。

メタバースは着替えるたびにメニューに連れ戻すのではなく、どこでも移動できて何でもできるようにする必要がある。メニューに戻るというのは、あまりメタバース的な感じがしないはずだ。

「それを作らないといけないんです。企業たちがここを大いに活用するためには、誰もがいる場所になっている必要があります。そして、それは今、特にモバイルの2Dフラットスクリーン上にありますが、そこで私たちが行っていることを拡大する必要があるのです。数十億の人々に使われるIDシステムを構築する必要がありますし、数十億人というのはFacebookがカウントしている数字であって、その人数の人たちにアバターが使われるようにしたいのです。これは、私たちがやるべきことのリストの上位にあります。やらなければならないことは、まだまだたくさんあるんです」。

開発者や他のビルダーが人々の興奮を誘うような体験を実際に作り上げることで、このプラットフォームが埋まっていく。自社のファーストパーティスタジオのほか、ほとんどの仕事は、サードパーティ、ビルダー、デベロッパーによって行われることになる、とも彼は述べた。

ところでメタバースとは何か。SF的な夢から出発するもの、そして最終的に行き着くもの、その定義は何なのか、と私は質問した。彼はいろいろな人に聞けば、いろいろな答えが返ってくるだろうと前置きした上で、デジタルの世界に入りたいと願った時、一緒に多くのことができ、かなりの時間を過ごすことができる3D共有の社会空間だと答えてくれた。そのすべてがゲームというわけではなく、教育や職場なども含まれるかもしれない。

Beat Saber on PSVR.

「そして今、ゲームを切り替えるときのように、友達のグループをバラバラにしたり、友達のグループに入り直したりするようなことがなく、非常に自由に出入りできるようになるはずです。それが2Dの画面、手に持っているスマートフォンの上で起こっているのであればそれに注目することが大切です。というのもその体験が大きな画面であればより没入感が高まりますし、VRであれば、さらに没入感が高まるはずです。そして長い目で見れば、ARやその他の体験方法も含まれるようになることを期待しています。大きくなればなるほど、体験できることが増え、仲間が増え、各要素を行き来しやすくなり、システム全体の没入感や迫力が増していくでしょう。いつになったらゲームからメタバースに束縛されたゲーム群になるのか、それは分かりませんがね」。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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