子どもと家族のメンタルヘルスに寄り添う「Little Otter」

Image credit: Little Otter

<ピックアップ> Little Otter Announces $22 Million Series A Investment In Child And Family Mental Health

重要なポイント:13歳未満の子どもとその親を対象にメンタルケアを提供する Little Otter は6日、現段階での子どものメンタルヘルス関連企業としては最大規模となる2,200万米ドルをシリーズ A ラウンドで調達したことを発表した。

詳細:Little Otter は2020年、アメリカ・サンフランシスコで母娘の共同創業者である Rebecca Egger 氏と Helen Egger 氏により設立された。母の Helen 氏は30年以上の児童精神医学の学術・臨床経験を有し、娘の Rebecca 氏は医療技術の分野で10年以上の経験を持ち、特にプロダクトデザインを専門としている。

  • Little Otter の仕組みは以下のとおり。まず親は子どもや自身のメンタル状況について5分程度のアンケートに答え、アプリに登録する。その後、チャイルドセラピストや精神科医、子育ての専門家、夫婦カウンセラーなど適切なセラピストを探せるようになる。セラピストは家族とともに目標を設定したうえ、ビデオチャットやテキストでケアを提供し、四半期ごとにメンタルヘルスのチェックを行う。
  • 同記事によると、パンデミックによる明るい兆しのひとつは「バーチャルケアが親に受け入れられ、同社のようなサービスが信頼できるパートナーとして子どもたちの生活に入り込めるようになったこと」と考察する。実際に2021年5月のサービス提供以来、同社は前月比45%の成長を遂げているという。

背景:2020年はメンタルヘルス関連の新興企業に15億米ドルもの金額が投じられたが、これらのうち家族全体を対象とする企業はほとんどなく、3歳以下の子どもを対象とする企業も無かった。

  • 現代の子どもたちは、コロナ禍の影響もあり不安障害や PTSD(:心的外傷後ストレス障害)、ストレス、うつ病に苦しんでいるが、多くの親はケアにアクセスすることが困難な状況にあり、米国児童青年精神医学会(AACP)はアメリカには現在の4倍の児童精神科医が必要と主張している。
  • アメリカの70%の州には児童精神科医がおらず、2017年の調査によると予約可能な精神科医はわずか17%で、専門医にかかるまでの平均待ち時間は43日間という。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via  Forbes

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