東南アジアの中古自動車ポータル「Carsome」、シリーズEで2.9億米ドルを調達——時価総額は17億米ドルに

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Carsome 共同創業者の2人。左から:Eric Cheng 氏、Jiun Ee Teoh 氏。
Image credit: Carsome

マレーシアの自動車 eコマースのユニコーン Carsome は、シリーズ E ラウンドで2億9,000万米ドルを調達し、時価総額を約17億米ドルに引き上げた。

このラウンドは、Qatar Investment Authority(カタール政府系ファンド)、65 Equity Partners(Temasek Holdings=淡馬錫控股が所有)、Seatown Private Capital Master Fund(SeaTown Holdings=海鎮控股が運営するクローズドエンド型 PE ファンド)が共同リードした。また、台湾の Mediatek(聯発)、マレーシアの Sunway(双威)、フィリピンの Gokongwei Group(吳奕輝集団)、マレーシアの YTL Group、Taiwan Mobile(台湾大哥大)も共同投資している。

今回調達した資金により、Carsome はマレーシア、インドネシア、タイにまたがる主要市場において、人材、製品、技術、データ機能、インフラ、小売ブランド「Carsome Certified」の地域展開への投資を加速させる予定だ。

Carsome は、CEOの Eric Cheng 氏と Teoh Jiun Ee 氏によって2015年に設立され、車検から所有権の移転、融資まで、エンドツーエンドのソリューションを通じて車の売買体験を再構築し、東南アジアの中古車産業のデジタル化を目指している。

設立以来、インドネシア、タイ、シンガポールに進出している。

同社は、8,000社以上のディーラーと取引し、年間約10万台の自動車を売買しており、全営業所で1,700人以上の従業員を擁しているとしている。

2021年に C2B(Consumer to Business)から B2C モデルへの拡大を目指し、Carsome は「Carsome Experience Center」と呼ばれる B2C 小売センターをマレーシア、インドネシア、タイに少なくとも7つ開設している。

マレーシアにある Carsome Experience Center
Image credit: Carsome

その重要な展開の1つが、2020年8月に開始した「Carsome Certified」だ。この小売ブランドは、大きな事故や躯体、火災や水害がないことを確認するための一定ポイントの検査に合格した高品質の中古車を提供するものである。顧客は Web サイト上で車の内外装を確認し、現在の欠陥のリストや専門家による再調整レポートにアクセスできるほか、試乗の予約も可能だ。

Carsome はまた、自動車購入者や中古車販売業者、特に従来の銀行からローンの承認を得るのが難しい卒業生向けに、数多くの自動車金融サービスを展開している。また、Carsome は、2021年7月、iCar Asia を買収し、ユニコーンになった。9月には、シリーズ D2 ラウンドでさらに2億米ドルを調達し、信用枠で補完すると発表した。

同社は最近、Grab と提携し「Own Your Ride」キャンペーンを開始し、Carsome 認証車を購入すると、マレーシア全土の Grab ドライバーと配送パートナー10万人以上が恩恵を受ける予定だ。このキャンペーンは2022年4月まで続く予定。

同社のプレス声明によると、「営業黒字を達成する予定」だそうだ。ロイターは、Carsome の運用レベルでの収益性が2022年に実現することを示唆した

Carsome は昨年7月、ジャカルタを拠点とする自動車・バイクのオークションサービス「Universal Collection」の全株式を取得している

【via e27】 @E27co

【原文】

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