Dappのユーザサインアップのハードルを下げるWeb3Auth、Sequoiaらから1,300万米ドルをシリーズA調達

SHARE:

Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


シンガポールに拠点を置くブロックチェーンスタートアップ Web3Auth は、Sequoia Capital India がリードし Union Square Ventures と Multicoin Capital が参加したシリーズ A ラウンドで1,300万米ドルを調達した。

Web3Auth のチーム
Photo credit: Web3Auth

2018年に Zhen Yu Yong 氏によって設立され、以前は Torus として知られていた Web3Auth は、特に新規ユーザに対して、ブロックチェーンベースのアプリに入るための認証プロセスを緩和する仕組みを提供する。

仮想通貨ウォレットやブロックチェーンアプリのアカウントにアクセスするには、通常、ユーザはシードフレーズと呼ばれる単語列を入力する必要があり、これによりアカウントの安全性が保たれる。Web3Auth によると、このプロセスは新しい仮想通貨ユーザを遠ざけ、ブロックチェーンベースのプラットフォームをさらに探求することを躊躇させる可能性がある。

Web3Auth は、開発者が新しいユーザに対して、Google や Twitter のようなプラットフォームのサインインページに似た、より一般的なログインフローを提供できるようにする。また、このプラットフォームにより、開発者は現在のユーザに対してシードフレーズ認証の提供を継続することができる。

同社は声明で、同社のインフラは100万人以上の月間ユーザと800万個のカギに利用されていると述べている。その認証技術はこれまで、Binance(幣安)、Ubisoft、Kukai、Skyweaver といった企業の仮想通貨ウォレットやブロックチェーンアプリに連携されている。

このラウンドの他の投資家は以下の通りだ。

  • FTX
  • Bitcoin.com
  • Darma Capital
  • Chainstry
  • Hash
  • Kosmos Capital
  • Kyros Ventures
  • LD Capital
  • Minted Labs
  • P2P Capital
  • Phoenix VC
  • Staking Facilities
  • YBB Capital
  • Moonwhale Ventures
  • Decentralab

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録