GovTechスタートアップのxID(クロスアイディ)、2億円を調達——スカラ、クレディセゾンのCVC、SOMPO系から

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Image credit: xID

GovTech スタートアップ xID(クロスアイディ、旧社名 blockhive)は19日、約2億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、スカラ(東証:4845)、クレディセゾン(東証:8253)の CVC であるセゾン・ベンチャーズ、SOMPO ホールディングス(東証:8630)のデジタル事業子会社である SOMPO Light Vortex。

xID は2020年から、xID が開発したブロックチェーンベースのスマホ認証アプリ「xID」を開発、デベロッパ向けには SaaS ベースで xID API を提供している。2020年8月には、xID が導入された自治体向け電子申請サービス「LoGo フォーム電子申請」の石川県加賀市をはじめとした実用化を開始し、2020年1月現在、全国の200を超える自治体で電子申請サービスなどで利用されている。

xID を使うことで、市民はマイナンバーカードを携帯することなく、行政サービスを柔軟に(いつでもどこでも)受けられるようになる。xID アプリは昨年11月、初回登録時にマイナンバー入力を求める仕様がマイナンバー法に違反するのではないかとの指摘から一時的に提供が停止されたが、その後、xID アプリの新バージョン(Ver.4.0)が12月24日に公開され、サービスの提供を再開した。

2022年1月1日現在、マイナンバーカードの普及率は41%まで達しており、また、改正犯収法に対応したオンライン本人確認手段としてマイナンバーカードを利用する金融機関や、C2C プラットフォーム事業者なども増加していることから、同社では金融・保険領域を中心として、マイナンバーカード・xID アプリを利活用したサービスの推進・加速するとしている。

via PR TIMES

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