化粧品ECプラットフォーム「NOIN」運営、事業会社各社と資本提携——業界DXに向けた事業拡大で

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営するノインは、Sony Innovation Fund、博報堂DYベンチャーズ、新日本製薬、マイナビなどと資本提携を実施したことを明らかにした。シリーズ C ラウンドの一部で、ラウンド全体の累計調達金額は約10億円に達した。ノインが公表している限りでは、これまでにシードラウンドで4,000万円、シリーズ A ラウンドで約3億円、シリーズ B ラウンドで約8億円を調達しており、創業以来の合計調達金額は約21億円を超えたことになる。

コロナ禍で非対面購買が促進される中、日本の EC 化率は10%の大台に乗ろうとしているが、化粧品はオンライン購入率が約6%と未成熟な市場だ。NOIN は、化粧品メーカーと消費者をつなぐことで、オンラインでも商品の魅力を実感しながら購入できる環境を提供する。バリエーション豊かな商品を展開し、メイクアップ術やメイクの悩みを解決するオリジナル動画や記事など、ユーザとのコミュニケーションを通じて、最も自分に合った化粧品を見つけることができる世界の実現を目指す。

この2月で『NOIN』という化粧品専門アカウントが開始してからちょうど5年が経ちます。そこから今日に至るまで、様々なチャレンジをし、失敗を繰り返し、ほんの少しの成果を積み上げ続け、徐々に化粧品業界の皆様やお客様に認知いただき、今ではたくさんのお客様に商品をご購入いただき、また、化粧品会社・小売・流通の方々にお仕事のご相談を頂けるようになりました。(ノイン代表取締役 渡部賢氏)

価値観の多様化が進む中、「自分らしい」、「自分に合った」化粧品を安心してオンライン購入したいというニーズは益々高まるものと考えています。ユニークなECプラットフォームを通じてより多くのユーザーに新たな顧客体験を提供し、化粧品業界のDXを推進する同社を引き続き支援していきます。(Sony Innovation Fund チーフインベストメントマネージャー 土川元氏)

化粧品業界のDXを牽引するノイン社は、マーケティングや化粧品等に精通した多数のメンバーがいらしており、そのような方々とご一緒できる事を大変光栄に思います。ノイン社には成長への期待だけでなく、人財交流や商品開発等にて共に成長できることを大変期待しております。(新日本製薬 取締役 田上和宏氏)

事業内容や業績推移・今後の成長可能性も然ることながら、「明日の自分に、ドキドキしよう」という企業理念を、ビジネスを通じて体現されている経営陣の皆さんに大変魅力を感じ、今回ご出資させて頂く運びとなりました。ノインの成長に寄与すべく、当社のアセットを最大限活かしながら事業連携を模索して参りたいと思います。(マイナビ 経営企画本部 ベンチャー企業支援統括部 統括部長 須山俊介氏)

ノインは2016年11月の創業、2017年10月に「NOIN」をローンチした。当初は欲しい化粧品がメイクのハウツー動画などを通じて探せる、価格比較できるアプリだったが、その後、EC プラットフォームとしてメーカーがユーザに商品を直接販売できるようになった。ノインが公表しているメディア資料によると、2022年1月現在の取扱商品数は10,000SKU、アプリのダウンロード数は270万件で、コアユーザにはミレニアルや Z 世代が多い。

KDDI は、ノインが2020年12月に実施したラウンド(シリーズ C)で、KDDI Open Innovation Fund 3号 から出資している。

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