中国のEVメーカー4番手Hozon(合衆)、1,450億円調達でシリーズDをクローズ——時価総額は4,550億円に

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Image credit: Hozon(合衆汽車)

Hozon New Energy Automobile(合衆新能源汽車)は、シリーズ D ラウンドの一環として、最新のラウンドで20億人民元(約364億円)以上を調達し、、電気自動車のスタートアップを約250億元(約4,550億円)で評価する可能性があると、中国メディアの LatePost(晩点)が21日に報じた。

重要視すべき理由:この投資は、中国の EV 企業に対する個人投資家の継続的な好感触を反映している。中国の EV 産業は2021年に指数関数的な成長を遂げ、今後数年間は強い見通しを維持している。

詳細情報:今回のラウンドにより、Hozon の シリーズ D ラウンドは80億人民元(約1,450億円)を調達しクローズしたことを意味する。投資家には、中国の鉄道会社 CRRC Corp(中国中車)の投資ファンドや国営 Shenzhen Capital Group(深圳市創新投資集団)などがいると、LatePost はこの件に詳しい匿名情報筋の話を引用して報じた。

  • 浙江省に拠点を置く Hozon は最近、新たな資金調達プロセスを開始し、時価総額450億元(約8,200億円)を目標に、今年後半に香港で IPO する計画を立てているという。
  • 大手の投資家もこのラウンドで関心を示したが、オファーは出さなかったと報告されている。その中には、ソフトバンク・ビジョン・ファンド、アブダビ投資庁、アラブ首長国連邦の政府系ファンドなどが含まれている。これらの投資家の中には、エントリーレベルの EV セグメント(通常10万人民元=約180万円以下の価格)で、Hozon が他のより確立されたライバルと競争する能力を心配している者もいると伝えられている。
  • また、配車サービス市場における Hozon の売上は、プライベート EV 市場で買い手を獲得できるかどうかの心配の種であると見る投資家もいる。CEO の Zhang Yong(張勇)氏によると、
  • Hozon の車両販売の約9%は、タクシーなどのビジネス顧客向けだという。
  • Hozon のコメントは得られていない。

背景:Hozon は昨年10月、中国最大のサイバーセキュリティ企業 Qihoo 360(奇虎 360)がリードした40億人民元(約730億円)のシリーズ D1 ラウンドを完了したと発表した。これに続き、12月にはシリーズ D ラウンドとして、バッテリ大手の CATL(寧徳時代新能源科技)や自動車メーカーの BAIC(北京汽車)などから、さらに20億人民元(約364億円)の新規資金を調達したと、LatePost は伝えている。

  • Hozon は現在、3種類のエントリー EV を販売しており、2021年の納車台数は6万9,674台で、年率3倍以上、納車台数はアメリカで上場する Xpeng(小鵬)、Li Auto(理想汽車)、Nio(蔚来)に次いで多い。
  • Hozon は、Citic Securities(中信証券)や China International Capital(中国国際資本)などを選んで香港での IPO を手配しており、10億米ドルもの資金を調達する可能性があると、Bloomberg が先週報じた。Bloomberg Intelligence によると、Hozon は競合の WM Motor(威馬)や Leapmotor(零跑)とあわせ、昨年の中国の EV 業界全体の6%の市場シェアを獲得した。

【via TechNode】 @technodechina

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